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こんなやつもいるから大丈夫です、知らんけど

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日常の疑問や問題意識、抽象的な問いをあーでもない、こーでもないといいながら、簡潔で読みやすいエッセイにまとめます。 どうぞ、肩の力を抜いてお読みください。 きっと何か発見があり…
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2024年4月の記事一覧

無趣味な私の趣味は喋ること

最近ようやく気がついた。 自分の趣味は喋ることなんだ、と。 いわゆる趣味がないと気づき始めて、早10年が経つ。つまり、現在29歳の私は、貴重な20代を無趣味で過ごしてしまった。 そして同時に趣味であったり、好きなことを明確に言葉にできる人に憧れを抱き続けてきた。 「休みがもっとあれば、やりたいこと山程ありますよ」 と先日飲みの席で友人は言った。好きなアーティストのライブ映像をみたり、本を読んだり、お気に入りのカフェに行ったり。事実、そう語る彼女が私にはひどく楽しそうに見

あの曲はいつも手をたたく

幸せなら手をたたこう。 そう言われて、叩ける人はどれほどいるのだろう。 また幸せの価値観は多様化しているというが、それに伴って幸せの絶対量も同時に増加しているのだろうか?どちらかというと、限りある絶対量を多様化した幸せで取り合っている気がしてならない。 では、幸せとは何か?と問われても答えはない。逆に言えば、答えが複数・人によると定義した時点で、幸せは多様化していくのだと思う。 手を叩け、とあの曲はいう。 ただ、どこかのポケットの中のビスケットが増えないように、幸せもま

目標の呪縛

支離滅裂だか、思ったままに最近頭の中を渦巻く諸々をそこはかとなく書きつくろうと思う。 さて、先日宿に来てくれた方に、 「noteに書いてる件がやっぱり目標ですか?」 と問われた。それは四年前に書いたこの記事である。 久しぶりに読んでみるとありがたいことに「割りと達成できてるんじゃないか」と感じる。一方で、さもすると 「じゃあ、これからなんのために働いたり、生きたりするんだろう」 とも思った。 なんとなくこの感覚は宿を始めて数年以来、少しずつ大きくなりつつあった。