私なりのエッグベネディクト
島に来て半月、ゲストハウスに居候している私の朝は、ほぼ毎日同じである。
大きい窓なのか戸なのかもよくわからないものから、光が差し込んでくるので、それを朝の7時くらいだなと思いながら、ぞろぞろと布団を這い出す。
そうして、玄関の戸。これは間違いなく戸であると認識できる戸を開けると、いつの間にか住み着いている野良猫がギョロっと私を見る。
そして彼らは私に体を撫でろと言ってくるので、私はこの瞬間も間違いなく戸でありつづけた戸をまた開けて、台所で「冷たい牛乳にもさっと溶ける」コ