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ヘルパーさん・日記

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「ほとり」に宿業や農業のヘルパーとして来てくれている方々に書いてもらいました。 島での生活や気づいたことなどを日記にしたためてくれています。
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記事一覧

お土産はごろ寝 ーヘルパーさん日記2022年10月

「なんでも経験、は通じない時代やから」 夜の台所で、唐崎さんは言った。ちびちび飲んでいたお湯割りがちょうどいい温度で喉を通り抜けていった。 私がさぬき広島に初めて来たのは去年の夏だった。友達と2人、計画を立てずに瀬戸内海をふらふらと旅していたときにGoogleマップで見つけたのがこの宿。ホームページの雰囲気に惹かれ、宿にある本棚があまりに好みでここに決めた。 夜にはオーナーの唐崎さんと手作りの果実酒を飲みながらおしゃべりし、本棚の本を読みふける。ふと目を覚ませば遠くに船の

「ほとり」のヘルパー生活1週間【ヘルパーさん日記5-1】

四月上旬の一週間、「ほとり」のヘルパーを務めた ゆり です。 私は、インスタグラムでたまたま「ほとり」のヘルパー募集の投稿を見つけ、大学の春休みのうちにやってみたいと思ったことは何でも挑戦したいと思い応募しました。  実際に島へ行くには意外と東京から近いように感じました(実は成田~高松間はLCCが飛んでいます)。 スーパーもコンビニも商店も何もない島なので一見、食料調達が難しいように感じますが丸亀港から高速艇に乗れば島まで20分で着いてしまうので意外と便利です!島民の方々は

島のおばちゃんは実はおばあちゃんだった話【ヘルパーさん日記4-②】

こんにちは、香川県丸亀市の離島さぬき広島にある「ほとり」でヘルパーをしていた楓香です。先日、3週間のヘルパー生活が終わりました。 島に3週間もいると、島の人たちと沢山お話しする機会がありました。 島の人とはいってもは、おじいちゃんやおばあちゃんなのですが。そんなおじいちゃん・おばあちゃんたちは、その長い人生で得たであろう知識と経験に基づいて私の質問になんでも答えてくれます。今回の記事では、その中で特に驚いたことを一つだけ紹介します。 〇〇〇 私が畑で作業をしている時に話

初めまして、ヘルパーの楓香です【ヘルパーさん日記4-①】

初めまして、島旅農園「ほとり」でヘルパーをしている楓香(なかやまふうか)です。 島で過ごしている中で、「へぇー」と思うことだったり驚くことは沢山あるのですが、滞在中にもう一本書くというノルマを宿主さんから頂いたので、、、まず一本目は、今回はさぬき広島という島自体に絞って書きます。 香川県丸亀市にあるさぬき広島は、自然が多いという言葉では片付けられない程、自然豊かな島です。そこそこの都会からこの島に来た私には、自然に囲まれた生活というよりも、自然の中に生きてる、自然と共存し

2週間のヘルパー生活を終えて【ヘルパーさん日記②-3】

こんにちは。 香川県丸亀市からフェリーで(大型船)45分ほどの場所にある離島、さぬき広島の宿「ほとり」でヘルパーをしておりました「むなかたりょうこ」です。 先日、2週間のヘルパー生活を終えて京都に戻ってきました。ヘルパーとして過ごした日常を通して、私がもともと生きる日常はどう変化したのかなどを綴っていこうと思い、最後のヘルパー日記を更新します。 1月27日(木)2週間のヘルパー生活が幕を閉じました。 宿主のからちゃんとは、本当に友達のように過ごさせてもらいました。ほぼ同

ヘルパーのとある1日をご紹介ー冬ver【ヘルパーさん日記②-2】

こんにちは〜! さぬき広島にある島旅農園「ほとり」でヘルパーをしております、webライターの「むなかたりょうこ(むなげちゃん)」です。 今回は、『宿のヘルパーって何しているの?』『どんな1日を過ごしているの?』という疑問にお答えするため、ヘルパーのとある1日をご紹介していきたいと思います! もし、『ヘルパーに興味はあるけど、どんなことをしているのか分からない』『やってみたいけど、勇気が出なくて』と思っている方がいたら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。 とある1日の

ふらっとやってきました。【ヘルパーさん日記ー2人目①】

初めまして、こんにちは。 WEBライターをしている「むなかたりょうこ(むなげちゃん)」といいます。 現在26歳、京都でぬくぬくと暮らしています。 先日、2022年1月14日から 縁もゆかりも何もない香川県の離島、フェリーでおおよそ45分のところにある「さぬき広島」へやってきました。目的はズバリ、『島旅農園 ほとり』という宿でヘルパーさんをするため。1日数時間のお手伝いで、住むところと食を提供してくれるという素晴らしい取り組みです。 わたしが『ほとり』でヘルパーさんをしよう

わたし、また帰ってきます!【ヘルパーさん日記④:終】

2週間ほど、香川県丸亀市のさぬき広島、農家民宿「ほとり」・唐崎さんのもとでお世話になりました。 滞在の形としては、畑仕事や民宿の掃除を手伝うお返しとして、食事やベッドを支給してくれる、いわゆるフリーアコモデーション(フリアコ)。 大まかな仕事の内容として、平日は6時半ごろに起床し唐崎さんの畑に行って唐辛子を収穫。週末は納屋の掃除や利用客の食事の準備の手伝いといった時間のかかる作業を行いました。。 普段私は実家暮らしである身分、料理を作るのはいつも母か祖母。滞在初日 「

地方と都市で変化する私【ヘルパーさん日記③】

私が香川県丸亀市、さぬき広島・島旅農園「ほとり」に来てから早1週間。 早朝に唐辛子の収穫をしていると、島の方々とお会いする。そこで、当たり前のように交わされるのが「挨拶」。 「おはようございます」 という一言だけでも私の気分は高揚する。挨拶なんて当然だと思われる方もいるかもしれないが、都市生活と挨拶というのはかなり縁遠い。挨拶を交わしたとしても真に気持ちが良くなるような気はそれほどしない。それゆえに、さぬき広島の島民方と交わす挨拶は新鮮で心のこもったもので朝から元気が出

さぬき広島に来ました!【ヘルパーさん日記①】

初めまして、西村健(にしむらたける)です! 現在農家民宿の「ほとり」でヘルパーしているお魚大好き大学生です! この日誌は、私が香川県丸亀市のさぬき広島で体験したことや考えたこと、気づいたことを書いていきます! 来てまず驚いたのは、島の人たちの荷物の数です。四国本土からカーフェリーまたは小さな高速艇に乗船して島を行き来するのですが、数週間分の食料や生活用品をキャリーカートに積んでいらっしゃいました。 私が住む都市部は、家から2つか3つ角を曲がればコンビニがあり、スーパー

いろんな料理に挑戦!【ヘルパーさん日記②】

「ほとり」のオーナーであるからちゃん(私は年下なのでからさんと呼んでいます)のご指導の元、毎晩、色々な料理を作っています。 いわゆる市販の“素”ではなく、一から作ることを大切に料理するらしく・・・。 例えば、麻婆豆腐に始まり、もつ鍋、グラタン、トルコ風ピザ。 一つ一つの工程のポイントをからさんから教わりながら、不器用ながらも楽しく料理しています。スマホやパソコンで十分に楽しみが多い20歳の大学生とはいえ、意外にも、ピザ生地をこねたり伸ばしたりするのは新鮮で面白かったです