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なろう系テンプレと最高にエッチな画像を作ろうのこと、あるいは進化って昔習った気がする。

そうか! 転生テンプレと最高にエッチな画像づくりは一緒だったんだ!

のではないかという思い付きを書いていこうと思います。

最初に述べておきますと、私はいわゆる「なろう系」と呼ばれる作品群を真剣に追っているわけではありませんし、遺伝的アルゴリズムや生物学をまじめに勉強しているわけではない。

なので、本職の人から見るとトンチンカンなことを言っているかもしれない。その時は優しく指摘していただけると嬉しいな。


タイムラインに冒頭のツイートが流れた来たのでふと考えたのです。

なろうのテンプレについてはあんまし流行に聡くない私ですらなんとなく聞いたことのあるくらい有名ですね。

曰く、「小説家になろう」という小説投稿サイトに投稿されている小説で使われているらしい。

曰く、一定のストーリーがある。「死者がヨーロッパ風の異なる世界で生まれ直し強大な力を持って現地の住民と交流する」というものが主流である。(いろいろとバリエーションがあって「ヨーロッパ風の異世界で怪物退治を生業とする者がチームから追い出されるもの」やら「ヨーロッパ風の異世界で中央から追い出された者が有能だった」などがあるらしい)

曰く、タイトルはあらすじがわかるほど詳細で長いものが多い。

曰く、ランキングというものがあり、それで上位になった作品に類似したものが増える。

それらの傾向については賛否両論諸説あるみたいですが、部外者の私は立ち入らないよ。


ところで、先日「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう」というのが流行りましたね。

https://note.com/ultrmrn_chicken/n/nd930bfd6260c

えーと、これは二つの画像のうちエッチなほうをたくさんの人が選んでいくことで、よりエッチな画像を作っていくものですね。

これを少し一般化するとこのように言えます。

多数の選択を繰り返すことで適合度を満たす個体を作り出していく

たしか生物の進化もこの仕組みで進化してきたと言われてるんでしたっけか。

これってなろう系の変化の仕組みも同じなのではなんじゃねえの?


個々の作品ではなく作品群として見ます。

「小説家になろう」というサイトには膨大な作者が集い、さらに膨大な作品を書いています。

それらの作品はランキングにのるという形で適合度の高さを評価されます。

そのランキングにのった作品をテンプレートとした作品が増えます。テンプレートを使用した作品の中で適合度の高い作品がランキングの上位にのる。

それが繰り返されることで特定の傾向のある、(たしか形質というのでしたか)作品群が登場します。

「長いタイトル」や「一定のストーリー」などはその進化の結果生じた形質なのだろうな、と思います。舞台がヨーロッパ風であるというのも形質の一つなのではないでしょうか。

遺伝的アルゴリズムで胸ができるとそちらに収斂していったように、古よりの伝統からヨーロッパ風の舞台が採用された以上、それ以外の舞台を使用する形質が発生するのは難しいかもしれませんね。


以下はわしの独り言だ。

さて、さすがにそんな蟲毒みてぇな修羅の国に殴りこむつもりはない。少なくとも私の書きたいタイプの話はランキングにはのらんでしょう。してみるとここ、noteでぬくぬくと書いていくというのも手ではある。問題は小説というコンテンツ自体があまりnoteにおいて主流ではないということ。

あるいは他の修羅の国を探してみるか……





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