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「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」がGoogleに怒られた話

「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」のページの広告が制限されることになりました。

これを記念して、事態の顛末をここにまとめます。


お前誰?

初めまして。群青ちきんと申します。

昨年の3月ごろから「ゲーミングチャーハン」というサイトを運営しています。

ブラウザで遊べるゲームを公開しています。

「密ですゲーム」や

「そらとぶあざらしさん」を遊んで頂くと、大体の温度感がご理解いただけるかと思います。


制限がされたページ

今年の1月10日に、noteタイトルにもある「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」というページを公開しました。

内容はタイトルの通りです。

ランダムに生成された2枚の画像から「エッチ」な方を選んでいくと、アルゴリズム学習によってだんだんとエッチな画像になっていくというものです。

初期

遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう! (エッチな画像が見れるとは言っていない) より


このページには、筆者のささやかな収入源として、GoogleAdSenseの広告を貼っていました。


GoogleAdSenseとは、大企業であるGoogleが運営している個人クリエイター向けの広告プログラムです。

AdSenseのポリシーとして、「性的に露骨なコンテンツ」(Sexually explicit content)に対して広告の掲載は許さないというものがあります。

では、アルゴリズムで自動生成された「エッチな画像」ならどうなんだろう?というのが本企画の発端でした。

もしGoogleが「この画像は…うーん…エッチ!」と判断して広告の掲載をやめれば、アルゴリズムが本当にエッチな画像を作ることができたと言えるのではないか。

そんな考えで、「GoogleAdSenseが止まったら勝利」とゴールを設定しました。


そしてその1か月後、本当に広告が制限されました。


成長の経過① モザイク

初期の頃は、先の画像の通り、ただのランダムノイズでしかありませんでした。


画像2

118世代目

ここから人類のエッチを集約し、世代数を重ねていくことでエッチな画像に育てていくのです。

当初は

「無理だろ」
「初期値どうなってんだ」
「人類がモザイクに欲情しだすのが早い」
「もう抜いた」

と散々な言われようでした。

実を言うと、私も出オチのつもりで公開し、本当にエッチな画像ができるとは思っていませんでした。

それでも製作者として責任は持たねばなるまいと思い、私は諦めずにポチポチし続けました。意味を持たないモザイクに意味を見出すのはかなり苦痛な作業ゆえ、頭が宇宙になってしまいました。モザイクタイルを眺めてタップしているうちに、無数の色セロファンの向こうにエッチな女性がいるような気さえしてきました。


成長の経過② 「おっぱい」の登場

画像3

2232代目

2000世代を超えてきたあたりから、だんだんと中央部にペールオレンジの図形が集まり始めたように思われました。

ちなみに、1世代は2000回の画像選択によって終了するので、単純計算するとこの時点ですでに2000×2000=4000000回の画像クリックがされたことになります。みんな暇なんですね。


ここで革命的な事件が起こります。ふと目を離していた隙でした。

画像4

2740代目

おっぱいだ!!!!!!!!!

おっぱいができていました。

肌色の丸と小さい四角が奇跡的に組み合わさった結果、画像中央部にエッチの象徴が誕生していました。

もうこの時点で実験は十分に性交だろうと思っていましたが、画像はまだまだ進化します。


成長の経過③ 人体錬成

私は度重なるファイルの欠損の対応で疲れていたのです。

許してください。

ある夜、私が致命的な凡ミスを犯したせいで突然変異が重複し、

画像5

3043世代目

おっぱいが片方消えてしまいました。


しかしおっぱいの力は偉大です。

画像6

3537世代目

人類の執念により、500世代足らずでおっぱいを再獲得しました。


そして、ここからの成長速度は眼を見張るものでした。

画像7

3753代目

顔と胴体ができ、

画像8

4121代目

脚・へそ・口を獲得し、

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5521代目

気づいたときには昭和のポルノスターみたいになっていました。


ランダムモザイクからでもみんなの力を合わせればダッチワイフを作ることもできるんですね。感動しました。


ここまではみんなで「人体を作ろう」と一致団結していた感覚があります。しかし、ここからは各人の好みが分かれるところです。

髪型はどれが良いか。おっぱいのサイズはこのままでよいのか。ポーズは、体形は、衣服はどうする。車とドラゴンはどこに作る。各々がそれぞれの内に秘める「理想のエッチ画像」をぶつけた結果、何が起こるのでしょうか。


成長の経過④ 性癖大戦争

画像10

6500代目

まずは髪色が変わった。黒髪よりも茶髪の方が優勢らしい。

画像11

7500代目

次に髪型がワンレンに変わった。あと、顔がかなり整った。この時点でかなり美人なお姉さんが完成している。

画像12

8000代目

8000代目にしてようやく腕らしきものが生えてきた。髪型はこの路線で固定なのだろうか。デコが出ているのは個人的にうれしい。

画像13

8700代目

えっリボン!?

突然おしゃれに目覚めたようだ。その前に服を着てくれ。

画像14

9150代目

真っ赤なリボンの影響か、髪が完全に赤くなった。赤髪の方がいいのか……。あと、目の造形がかなり凝っている。濃淡の重ね合わせで見事に白目と黒目を表現している。

画像15

9500代目

腕の向きが変わった。こころなしか中指を立ててこちらを挑発しているようにも見える。父さんはお前をそんな子に育てた覚えはないぞ……。

画像16

10000世代目

記念すべき一万世代目を前に、メカクレ派が勝利した。なんてこった。


このあたりから、筆者の環境から広告が表示されないことが増えてきた。当時は、自分がページのコードを変にいじったせいだろうと考えていた。


広告制限

ページソースを見直してみても、特に変なところはないように思える。ブラウザのシークレットモードで試してみると広告が表示される。いったいどういうことだろうか。

Twitterでみんなにも聞いてみた。

どうやら、約半数の人の広告が見えないらしい。

これは何かがおかしい。そう思い、Googleに問い合わせてみることにしました。

「OK, Google、広告表示されないことがあるけど、ど~なってんの?」

みたいな質問を送り、返事が帰って来るのを待ちました。


画像17

待っている間、同じ方法で作った画像に名前を付けるシステムで「セロリちゃん」を残そうと必死に選んでいましたが、

画像18

一晩明けると印象派の巨匠に侵蝕されていました。

※前者の画像はツイッター@LambdaSKaさん、後者は@kumakuma_MGCMさんのスクショをお借りしました。


さて、そんなこんなで遊んでいるうちに、Googleのサポートチームから連絡が帰ってきていました。さっそく見てみましょう。


スクリーンショット 2021-02-11 175850

え?

様_画像

つまり、

画像が「エッチ」だから広告を制限してるってこと!!?!!?!?

他の人がYouTubeに上げた動画も止められたようだし、勝利条件を満たしたと言っても良いでしょう。


実験は成功です!!!


おわりに

エロ猿がタイプライターを打つ代わりにエッチな画像を選べば、いつかはGoogleを赤面させるような画像が出来上がります。

盲目のエッチ職人は、数千万回という試行の中でモザイクから女体を見出しました。


そしてこのプロジェクトから分かった最大の事実は、

人間はエッチのためなら団結できる

ということです。

当初の私は、「インターネットの悪意に晒されて最後には有名な男優になるんだろ?」と疑っていましたが、そんなことはありませんでした。

このプロジェクトを通して、私は人類に希望を抱くことができました。


最後に関係者の方々へのお礼を申し上げます。

ここまでエッチな画像を選び続けてくれたエッチなみなさま、みんなが忘れないよう定期的に話題に上げてくれた方々、認識災害によってただのモザイクにエッチさを見出すようになってしまった方々、pixivの #遺伝的アルゴリズム のタグをR-18画像で汚染しまくった絵描きのみなさま、その他応援してくださった全ての皆様に感謝申し上げます。

ありがとうございました。


※以下に文章はありませんが、投げ銭箱を用意しております。投げて頂いたお金はサーバー代、ハードディスク代等に使わせていただきます。なお、このnoteにお金を投げてくださった方々はサイトのページに「支援してくださったエッチな皆さま」として名前を掲載させて頂きます。嫌だと言われても問答無用で載せます。ご了承ください。

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