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パパママホテル 第3回 カプセルバリュー神田

雑多な街、神田。

三越前を三井がどんどん綺麗にしていて、直近で竣工したコレド室町テラスは神田駅からも意外と近い。にも関わらず、神田駅周辺は東側がオフィスも商業もイマイチで、山手線の内側というだけではなく、徐々に西側にシフトしているように思える。

その隙間をつくようにやはり神田でもホテルが増えている。相鉄フレッサイン、イチホテル、そしてリブマックスリゾート。ここ一年ほどで開業したこれらはいずれも東側。腐っても東京駅の隣なので、レジャーでもビジネスでも便利な場所なのは間違いない。単価設定さえ強気にし過ぎなければ、低稼働に苦しむことは想定し難い。

そんな街の変化には無関係にこのカプセルホテルは神田の街にあり続ける。オーナーが○トリウムなので、いずれは建て変わるのかもしれないが、敷地自体も極小なので、単体で建て変わってもまたカプセルホテルになる可能性も高いだろう。

このサイトによると築年数は34年で、2011年から2012年にかけてリニューアルしたらしい。謄本上げてないけど、○トリウムが買ったタイミングか。

http://tokyo.mport.info/inn/tokyo/tokyo23/chiyoda/capsule_value_kanda.html

公表されてはいるもののマニアックな情報として、実は○インアワーズが運営している。もっとマニアックな話だが、今回改めてこのカプセルホテルについて調べたら、こんなサイトを見つけた。

https://capsuleinn.com/

このサイトはナインアワーズが運営しているそうだが、掲載カプセルホテルがたったの3施設と、なんとも中途半端。運営を受託している神田以外の2施設とナインアワーズがどういう繋がりがあるか不明だが、コンサルにでも入ってるのかもしれない。

カプセルバリュー神田のカプセルは上下2段の縦型、ちょっとした大浴場も付いているという由緒正しい典型的なカプセルホテル。いかにもパパママな感じがするが、中身は(このタイプの施設における)大手チェーンによる運営で、オーナーもそれなりの大手企業。なんちゃってパパママカプセルの称号を捧げたい。

なお、隣にはステーションイン神田というこれまた老舗っぽい、いかにもパパママなホテルがあり、次回はこちらの真偽に迫る。

サポート→ホテルで使う→note→サポートというサイクルが回ると素敵ですね。