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上海便り Vol.11 Dragon Yearを迎えて

友人知人の皆さま

上海は旧正月の休暇が終了し、2月に入りいよいよ本格的にビジネスが再開し始めました。ドラゴンイヤーにあたる2012年はいつにも増して爆竹と花火のけたたましい音で景気よく始まりました。

こちら中国の干支ですが、辰(こちらでは龍/竜)は十二支のなかでも別格扱いというか、やはり抜きん出た存在のような気がします。龍は繁栄の象徴。また、龍の年に生まれた子供は丈夫に育つと言われており、今年はちょっとしたベビーブームの年になるようです。

そういえば丁度12年前は日本でもミレニアム婚などが話題になった年でしたね。新世紀の幕開けであった当事ほどの盛り上がりはないかもしれませんが、それでも中国の経済成長に合わせて、消費にも大いに一役買っているようです。

ドラゴンベイビー誕生に合わせてか、婚礼市場も大盛況。人気のあるホテルは週末の予約が取りづらい状況が続いています。これまでの中国の婚礼といえば週末の夕方から夜が人気の時間帯でしたが、そんな盛況ぶりもあってか、週末の昼間や平日にも需要が広がりつつあります。少子高齢化で衰退気味にある日本の婚礼マーケットとはえらい違いです。成長マーケットの見極めがいかに大事かを思い知らされる一幕ですね。

さて、こんなドラゴンイヤーのご利益にあやかりながら、波に乗っていきたいと考えてスタートした2012年でしたが、このたび、人事異動により近々上海を離れることになりました。後任者の着任を待って3月下旬を目処に上海を離れることとなりそうです。一昨年末に総支配人の命を受け、悪戦苦闘してきた毎日でしたが、意外にも早くこの地を離れることになりました。

生活の土台も徐々に出来つつあり、また多くの皆様とも出会いも徐々に増えてきた矢先でしたのでとても残念ですが、仕事的には目一杯頑張った一年強でした。苦労した分、多くの学びのあった上海での生活でした。

応援して送り出していただいた皆様、在勤中にわざわざ訪問いただいた皆様、そして時を同じくして上海で過ごしていただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

新たな活動の場は大阪になります。
関西は私にとっては初めて生活する地ですので、また新たな出会いや学びの機会があるものと、と期待しています。異動先など詳細はまた改めて次回の上海便り(最終回?)にてご連絡させていただきます。

少し遅くなりましたが、皆さんにとってご多幸のあるドラゴンイヤーであることをご祈念申し上げます。

(この投稿は2012年2月にメールベースで友人知人の方へお送りしたものを一般投稿用に一部編集してお送りしているものです)


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