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福岡便り Vol. 1 メジャーへの挑戦

友人知人の皆さま

前回のお便りにて、7年のタイ生活の終わりについてお知らせしました。既にFacebookなどでもお知らせしておりご存じの方も多いかと思いますが、新天地福岡から新たなキャリアを開始することにしました。新シリーズ「福岡便り」のスタートです。

メジャー挑戦

長らく勤めた日系ホテルチェーンから、外資系チェーンでの挑戦を始めました。30年のキャリアを捨てて「よく決断したね」というお言葉をいただきます。確かに一般的にはいわゆる外資系の雇用の不安定さ、長年の社内人脈やレプテーションのリセット、新たな環境への不適合リスク、と色々な不安がなくはないですが、個人的には、今回の挑戦を「メジャー挑戦」と捉えています。野球でいえば大リーグ、サッカーでいえば欧州のトップリーグへの挑戦、といった感じです。私にとってのメジャー挑戦は以下のようなシナリオです。

メジャーへのプロセス

第1ステップは、当地福岡の既存ホテルGMとして指揮をとります。外資系チェーンが日本人GMを配置するのは今やそれ程珍しい事ではありませんが、それでもまだまだ狭き門でもあります。ここでチェーンの文化や仕組みの理解、そして新たな人脈形成を進めていきます。

第2ステップは、国内での新規ホテルの立ち上げです。前職での開業経験と、外資の価値観を融合させたオリジナリティ溢れるホテルを作るのが夢です。外資系の日本進出ラッシュが続いていますが、当社も例外なく日本マーケットを重要な市場と捉えており、やや飽和状態となりつつある東京から、中核都市、リゾートなどへの展開が今後期待されます。

そしていよいよ最終段階としては、改めて海外進出です。これまで長年海外でGMをしてきましたが、基本はあくまでそれが日系ホテルだったから。日系ホテルの代表としての顔、相対的な日本人マーケットの大きさからの理由が大きかったわけです。片やトップの国籍など問わない海外の主戦場で、日本人がGMをはれる事はまさに日本人選手がメジャーリーグで活躍しているイメージです。大谷選手のようにはいかないでしょうが、レギュラーを取れるくらいは頑張りたいものです、笑

福岡という地での再出発

上述のような中期計画を抱きつつ、最初のステップの舞台になったのが福岡博多です。九州の玄関口であり、アジアからの日本への玄関口でもあります。グルメや屋台で有名ですが、地理的に韓国に近く、東京、大阪京都に次ぐアジアのインバウンドに人気のこの街は、日本の地方都市というよりは、アジアの一都市といった雰囲気で、私のように久々に日本に帰ってきた身としては入りやすい街でもありました。空港と街との距離が近く、海に囲まれた自然豊かなコンパクトシティと呼ばれるこの魅力的な街を、仕事はもとより、プライベートでも存分に味わってみたいと思います。

これまで、上海、大阪、江南、インドシナ(バンコク)と続けてきたお便りシリーズですが、この地からも街の魅力の発信、日常で気づいたちょっとした出来事などをシェアさせていただきます。引き続き末永くお付き合いくださいませ。もちろん、リアルに福岡お越しの予定がある方は是非、お声がけくださいね。良い店探しておきまーす!

(この投稿は友人知人の方へメールベースお送りしたものを、一般投稿用に一部編集してお送りしているものです)

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