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ジュゼッペ・トルナーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』について

 「映画マニア」というには自分は映画に詳しくないし、観てきた映画の数もたかが知れてるのだが、そんな自分にとって、この映画は自分の好きな映画ランキングTOP3に入るくらい好きな映画だ。

 この映画は、日本から遠く離れたシチリアの話だけど、感情移入しやすい要素がなかなか多い。田舎で過ごした子ども時代とお世話になった大人、大人になってから田舎に帰って感じる郷愁、青春と失恋…とこんな感じだろうか。とりあえず今あげた要素は、俺にもそういう経験があり、感情移入しやすい。

 とくに、自分が子どもの時、自分にとってはアルフレードのような存在がいたことが大きい。その人は、俺が高校生の時からお世話になったバンドのリハーサルスタジオの店長だった。俺を含め、当時バンドをやってた友達はみんな世話になってたのだが、その店長とアルフレードが重なる。そんなこともあるので、この映画は何度観ても泣いてしまう。

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