重度障害者介護をやって高齢者介護に役立った事は?!

重度障害者介護の時にベテランの方から外から見える部分は着衣の乱れやズレが無いように、そして外から見えない部分ではパット(オムツ)の履かせる時間や装着状態を重度障害で物が言えなくても自分は用を済ます時に時間を掛けてやるのか?パンツが捻れていたら気持ちがいいか?と自分事として考えて介護をするように教えられました。

デイサービスに同行した時に重度の方のオムツが濡れたまま長時間放置された時にいつもは温厚なそのベテランが激怒しながら「もし自分のパンツが濡れたまま放置されたらどんな気持ちですか?」とグループ内とは言え別部署のスタッフに注意する姿を見ました。

その時にこの人は本当に重度の方の事を第一に考えて相手が誰であれその事を訴える方だと共感しました。私の在籍中に退職されましたが、その方から多くを学びました。

その時の学びが今の高齢者、特に物言わぬ方の対応に生かされています。どこの施設も口うるさい利用者さんは丁重にするが静かな方はぞんざい扱われやすい現状で「物言わぬ利用者さんほど細心の神経と思い」を持つ大切さを重度障害者介護から学んだ事は貴重な経験でした。

身内に寝たっきりで植物人間の人も居るので同じ状態の寝たっきりで言葉のない方の介護は「安楽で少しでも楽しい時」を過ごしてほしいの想いが乗ってしまう。

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