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2017年の活動紹介

2017年に行った家族レスパイトをご紹介いたします。


リラクゼーションカフェ

この年ははリラクゼーションカフェの開催に初めてチャレンジしてみました。この企画は在宅で介護しているお子さんに対して家でできるマッサージや、触れ合い方などを一緒に体験するものです。周知が十分ではなかったためか少人数の参加となりましたが、ご参加下さった方からはおおむね好評を得られました。ゆったりとお子さんと触れ合える時間が作れ、参加家族の交流ができる場にもなれたかと思っております。「次はいつですか?」と聞いて下さるご家族もあり、継続していく必要性を感じました。また、「不定期でもゆったりした空間でマッサージして触れ合う時間がよかった」と話してくださるご家族もいらっしゃいました。

牛山正博さんチャリティーコンサート

 6月17日にはヴァイオリニストの牛山正博先生をお招きし、チャリティーコンサートを開催することができました。会場としたのは穂高駅に近い「碌山公園研成ホール」です。バリアフリーな空間のため、ケア児も演奏者の間近な場所で音楽に触れ合える素晴らしい機会となりました。

素晴らしい演奏に聴き入りました

筑北村日帰りキャンプ(5月・7月)

5月と7月には日帰りキャンプを筑北村で開催しました。日中、筑北村の「とくら沢ふれあい広場」をお借りして、ご家族や仲間たちみんなでアウトドア料理(焼肉、流しそば、焼きそば、サラダ、お好み焼き、ミネストローネ、棒付きキュウリ、流しトマト等々)を味わったり、遊んだりしました。筑北村社会福祉協議会の入浴施設をお借りして、ケア児たちがゆっくりと温泉で暖まったほか、ご家族もゆっくりと西条温泉につかって日ごろの疲れをいやしました。夕食は西条温泉「とくら荘」の研修室で、筑北村の食生活改善推進委員の方々が調理してくださった地元料理をごちそうになりました。そのほか残った食材はすべてお土産にするなど、充実した一日を過ごしました。この日帰りキャンプは参加した全員が楽しめる良い機会となっています。

和倉温泉 海旅行

8月には長野県人あこがれの海を目指す海企画第2弾「和倉温泉と魚津水族館+ミラージュランドへのバス旅行」も開催しました。こちらは貸し切りバス料金に「サンプロおひさま基金」による助成金を使わせていただけたおかげで、ケア児、ご家族、医療者、ボランティアなど、参加者全員が1台のバスに同乗して旅行することができました。参加したケア児とご家族は2組でしたが、ケア児は呼吸器を装着しているため、これまでは長距離旅行をあきらめていました。ところがこの旅行では波打ち際まで行って潮風を感じたり、水族館を見学したり、ミラージュランドで観覧車に乗ったりすることができました。また、大きな旅館に宿泊して、みんなで料理や温泉を楽しむこともできました。旅行中は快晴に恵まれたこともあり、参加者全員の心に残る旅となりました

こども病院 病院祭参加

10月にはこども病院の病院祭に参加しました。「ほっとくらぶ」では、なるべく多くのケア児とそのご家族が外に出かけ、多くの方と触れ合っていただき、自然を楽しんでもらうため、機会あるごとに報告会を開催しています。その際には活動周知はもとより、ボランティア参加者や旅行企画参加希望ご家族を募集しています。

クリスマス会

11月には今年初めてクリスマス会を企画してみました。「医療的ケアの必要な子ども達の教育と生活を考える会」が研修会の開催を同時期に検討しておられたことから、合同企画をご提案したことがきっかけです。研修会の後、ライアー(竪琴)によるミニコンサートや、みんなで一緒になって会食などを実施しました。イベントの時間が長くなってしまったのですが、それでも多くのご家族から参加を申し込んでいただけたため、いろいろな企画を盛り込むことができました。また、ささやかながら参加された大人も子供の皆さんに、もれなくサンタさんとトナカイさん達からクリスマスプレゼントを手渡すことができました。

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