末期がん患者と西表島(沖縄)に4泊5日介護旅行した話〜3日目〜
こんにちは、はっちと申します。
沖縄介護旅行の体験記を書いています。3日目の記事なので、初めて見る方は1日目(下の記事)から読んでいただけると嬉しいです。
さて、2日目は西表をゆっくり観光し、夕方には民宿に戻りました。
宿泊室で、腰の痛みとしんどさを訴えるようこさん。
無理もありません。どこに行くにしても車椅子。ベッドは介護用ベッドではなく、一般の折りたたみベッド。さらに持病事も考えると、背中や腰に負担がないわけがありません。
初日の移動の疲れも溜まっている様子だったので、3日目は夕方まで民宿で過ごすことになりました。夕方からは島のお祭りにでかけます。
すると、ようこさんから僕たちにこんな提案がありました。
「あたしはダイビングできんから、あなたたちで行ったらええよ♪」
僕は軽くフリーズしました。
ダイビングなんて未経験です。
むしろ泳ぐのは苦手です。海も足がつかないので怖いです。
同行した看護師はカナヅチの為拒否・・・
そもそも同室で付き添い介護をしている看護師に無理はさせられません・・・
というわけで、やります!!
僕が潜ります!!!(碇シンジ君並みのヤケクソ感)
ようこさんと一緒に西表での生活を楽しむことが、この仕事のミッションの1つです。
守りたい、この笑顔(ダイビング前で余裕のはっち)
というわけで、ようこさんが通っていたダイビングスクールのコーチたちといざ出発♪
この色素の違いよ・・・(生粋のインドア陰キャ)
こんな綺麗な海初めて見た・・・(撮影が下手くそ)
コーチから説明を受けます。
ひょっとしてこれは、かなり贅沢な体験をしているのでは・・・?
というわけで、ダイビングスタート!(まだ若干の余裕)
・・・
・・・・・
・・・・・・・い、息が・・・・・
息ができん・・・・・!!!!!!
ちなみに、まだ海に潜っていません(笑)
船に捕まった状態で呼吸の練習をするのですが、ダイビング中は、鼻呼吸ではなく口呼吸をしなければなりません。鼻で呼吸してしまうと、水が入ってきてしまいます。
しかし僕は口呼吸が苦手でした。もともと幼い頃から口呼吸ばかりしていたので鼻呼吸をするよう親に矯正されて来ていたからです。
10分ほど何度も練習をさせてもらって、ようやく決心がつきました。
ロープを手から離し、いざ、海の世界へ・・・!
ダイビング中の写真はありませんのでイメージ↓のワードでググって見てください。これらの画像どおりの世界が広がっていました。
実際のダイビングの感想は、海深すぎて暗いし、サメ普通にいるし、ボーッとしてると流されちゃうし、ちょっとずつ顔に水も入ってくるし、呼吸も苦しいし、耳キーン鳴るし、とても辛かったのですが、色とりどりの生き物が自由気ままに過ごしている西表の海の世界は圧巻でした!
西表の海を潜ると、他の日本の他の海では物足りなくなるらしいですよ。
40分ほど泳いでダイビング終了。船の上で昼食します。ダイビングスーツ脱ぐと体が寒い。暑い沖縄でも、水の中にいるとこんなにも人間の体は冷えるものなのかとびっくり。そして何より、疲労感が強い。重いダイビングスーツとボンベを身にまとって水の中で泳ぐって大変なのね。イッテQスタッフやよゐこの濱口さんはすごいな・・・
コーチからもう1本行きます?と提案。
体が重かったので「もう十分満足です」と伝えてシュノーケリングをする予定でしたが、せっかくようこさんに体験させてもらっているのにもったいない、もう1回だけ潜ってみよう!ということで2本目にもチャレンジしました。2回目は1回目よりも上手にできたかな。
2本目のダイビングも終わり、民宿へ。ようこさんにお礼を伝えました。
ようこさんは朝からゆっくり休めたようで、夕方から外出です。
僕も夕方まで休ませてもらいました・・・(笑)
白浜海人祭は豊漁を願う島内唯一のお祭りらしいです。その前夜祭にはたくさんの出店や出し物があり、島内外からたくさんの人が集まります。
ようこさんはたくさんの島の旧友に囲まれ、楽しいひと時を過ごすことができました。
この頃から、腰の痛みの悪化や食べ物が飲み込めないといった様子が起き始めました。心配が募ります。
次回、4日目に続きますね。
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