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来ないなら 来るまで待とう その返事

 占い師として鑑定を受けていると、片思い中の女性からよくご相談を受けるのが、「LINEを送ってから彼の返事がありません。待った方がいいでしょうか」というようなもの。

「待つ」のが最善の策

 ご相談をお受けしたからにはタロットカードをお引きさせていただきますが、カードを引く以前に答えは明らか。「様子を見て返事を待ちましょう」

 「去る者は追わず」という言葉があるように、こちらに興味を示していない相手は、追いかけると逃げます。人は追われると距離を取りたくなるからです。

相手にもそれ相応の理由がある

 返事が来ない、既読にならないということは、相手にもそれ相応の理由があります。忙しくてスマホをチェックできていない、あるいはチェックしたけれど、返事をする余裕がない、など。

 返事を保留にしていることで、相手に対して無言で「ちょっと待ってほしい」と言っているようなものなのです。

 現に私も、LINEで届いたメッセージを読みながらも「これはちょっとあとで返事をしたい」と思ったときは、読んでもその場ですぐには返さないこともよくあります。それは、その人が苦手だからという場合ももちろんあるのですが、それだけじゃなくて、きちんと考えた返事を送りたい、という場合もあるからです。既読スルーになったからといって、「もしかして私、嫌われてる?」と考えるのは少し早いです。

待てない現代人

 今は待つのが難しい世の中ですよね。昔は手紙しかなかったので、送ってから相手に届くまでに時間差もありましたし、待つことが当たり前でした。でも最近は、送ったメッセージが読まれているかどうかすぐにわかるので、1日返事が来ないくらいでも不安に思う人がとても増えました

男女でも違いがある

 早く連絡が取れる時代になったからと言って、連絡を取る頻度は人それぞれ。とくに男性は女性ほど連絡がマメではありません。LINEなどの連絡を面倒に思う人も多いです。また、男性は脳の仕組みから一度に一つのことしか考えられないところがあり、仕事優先の男性に比べると女性はつい恋愛にのめりこみがちです。

悩むのは「暇」だから

 そして、連絡を待って不安ばかり大きくなる人の特徴は…「暇」なのです。忙しければそちらに集中して時間もあっという間に経つのですが、暇な人は考える余裕があるので、返事がないことをつい良くない方向に考えがちです。

バランスの取れた生活を意識

 自分が一手を打った後は、相手からの一手を待つのがベスト。それ以上あなたにできることはありません。不安でいっぱいになるほど考えてしまう人は、自分の空間を居心地よくしてみたり、行ってみたいお店に行ってみたり、何かわくわくすることや楽しいことに目を向けましょう。彼が私の中の100%ではなく、趣味もあって、やるべきこともあって、彼もいて、というバランスの取れた生活が取れると、相手との関係もうまくいきやすいです。


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