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青春18きっぷの旅 2024年3月 水郡線

こんにちは。日帰り旅行のネタが厳しくなって来たアラ還18きっぱーのホタテマンです。

さて、今回も青春18きっぷの旅。冬の会津若松旅行の時に踏破目標として狙いを定めていた水郡線の旅。単なる乗りつぶしだが、色んな発見があったので紹介したい。

今回のコースはこんな感じ。

久里浜~戸塚~上野~水戸~常陸太田~上菅谷~郡山~新白河~黒磯~宇都宮~戸塚~久里浜

それでは詳しく見て行こう。

いつもの駅舎
いつもの始発


1本目 横須賀線 東京行(久里浜 04:31 → 戸塚 05:09)E217系

2024年3月16日のダイヤ改正で始発列車も現在横須賀線では主流のE235系に代わっているか気になっていたが、まだしばらくは18きっぱーの始発の友でいてくれるようだ。

いつものE217系
いつもの手前味噌サンドウィッチ

戸塚駅到着。久里浜方面からの横須賀線から東海道線への乗り換えだが、西に向かう場合は一番近い大船になるが、東に向かう場合は次の戸塚だと同じホームの反対側なので乗り換えが楽。乗換時間30秒でも行けてしまう。

駅名標


2本目 東海道線 高崎行(戸塚 05:15 → 上野 05:58)E231系

E231系


3本目 常磐線 水戸行(上野 06:04 → 水戸 08:00)E531系

E531系
乗り換え時間6分の為、こちらの駅名標


定刻通り08:00に水戸駅到着。

駅名標

ここからは今回のメインイベントである水郡線なのだが、郡山までとなると乗り継ぎ時間がかなりあるので改札で駅員さんに切符を押印してもらい、一度駅舎を出る。

駅舎

この水戸駅はなぜか好きである。歴史好きなので水戸光圀公や徳川慶喜ゆかりの地もあるが、フェリー好きの私としては商船三井フェリー「さんふらわあ」の大洗~苫小牧 航路の玄関口としての意味合いや、私の三大好物である納豆との関係やらで勝手にシンパシーを感じているのだろう。我ながら、愛着を感じるポイントが特殊である。他に好きな駅だと高崎駅、静岡駅、佐世保駅等だろうか。

黄門様、またお邪魔します

08:00に水戸だと郡山行直通列車はご覧の通り09:23まで無い。納豆そばが美味しい駅そば屋も09:00まで開かないので作戦を変更し、08:18発の常陸太田行に乗ることにする。水郡線は茨城県の水戸駅と福島県の郡山駅(厳密にはひとつ手前の安積永盛駅)を結ぶ本線と、茨城県那珂市の上菅谷駅で分岐して同県常陸太田市の常陸太田駅まで伸びている支線がある。調べてみると常陸太田まで行き、上菅谷に戻って来ても09:23発の郡山行に接続できるのが分かったのでこの機会に水郡線完全乗り潰しを決行することにした。

時刻表には郡山行の前に2本も常陸太田行がある


4本目 水郡線 常陸太田行(水戸 08:18 → 常陸太田 08:51)キハE130系

キハE130系
駅名標

前回の水戸観光の際に水戸城の二中見晴台から見た那珂川と水郡線の鉄橋を今回は実際に渡る。

二中見晴台からの景色
那珂川
ここで本日の1本目

常陸太田に到着。折り返しまで24分程あるので近所を散策。

駅名標
駅舎。周りには何もない
あった!日本最古の地層。。。

地質学の知識がほぼ皆無なので、あまり良く分からないのだが凄いことらしい。


5本目 水郡線 水戸行(常陸太田 09:15 → 上菅谷 09:30)キハE130系

上菅谷にてE130系
駅名標


6本目 水郡線 郡山行(上菅谷 09:40 → 郡山 12:33)キハE130系

左が2番線に入線して来たキハE130系4両編成郡山行。右は多分この郡山行からの乗り換え用に停まっていた09:44発のキハ130系常陸太田行。

ダブル キハ130系
車内の路線図

ご覧の通り、丁度真ん中辺りに常陸大子駅がある。水戸~郡山間の所要時間は3時間10分だが、常陸大子までは1時間17分。残りの常陸大子~郡山間が1時間48分とやや遠い。そしてここ、常陸大子で4両編成の内の後ろ3両が切り離される。

駅名標
切り離し完了

12:33 無事定刻に郡山到着。水郡線は基本、久慈川沿いを走るので「奥久慈清流ライン」と言う愛称が付けられている。常陸大子のひと駅手前の袋田の近くに滝があるらしく、ここで下車する人が多かった。また、常陸大子は温泉が有名らしくここも降りる客が沢山居た。そして文化圏もこの辺りから常陸から磐城に代わり、郡山経済圏に入って行く。温泉も磐城石川駅近くに猫啼温泉郷があり、またひと味違った温泉を楽しむことが出来るみたいだ。

12:33 郡山到着
水郡線のホームは3番線のかなり端の方に追いやられている


駅名標
水郡線の時刻表。のりばが遠いので、ちゃんと赤い標識が出ている


水戸駅では狙っていた店があったのだが、丁度昼時で行列が出来ていたので諦める。代案として考えていたそば処で本日初めてのまともな食事にする。

立ちそば処鷹 郡山

このお店、新幹線改札口の直ぐ隣にあるのだが、新幹線改札内と外側の両方から食べられる。私は勿論写真に写っている外側から頂いた。

かき揚げそば

ここのそば、つゆは基本的に関東風なのだが少し色が薄い。しかし、出汁がしっかり効いており、とても美味。個人的にはとても気に入っている。麺も小麦粉の比率が高いだけなのかもだが、もっちり感があって気に入った。現時点では、私の中の駅そば・うどんトップ3は次の通り。

1位 北九州 小倉駅の「玄海うどん」

2位 静岡県 沼津駅の「桃中軒」

3位 福島県 郡山駅の「立ちそば処鷹」

強いて4位を決めるのなら、名古屋駅のきしめん屋「住よし」だが、埼玉県の東部東上線川越駅ホームにある「文殊」と静岡県の静岡駅ホームにある「富士見そば」等も捨てがたい。

そばの話はこのくらいにして、一旦駅を出てお土産を買いに行く。

駅舎


7本目 東北本線 新白河行(郡山 13:50 → 新白河 14:29)701系

701系


先日、青森でもお世話になった701系で新白河に到着。先ほどのそばからまだ2時間も経っていないのに、こちらでも麺類を食べることに。お邪魔したのは手打中華の「せきた」。注文したのはチャーシューワンタンメン。スープは志那そば風で超絶美味。チャーシューは少し薄味ながら厚切り特大が5~6枚入っていて大満足。しかし、ワンタンは皮のみの餡なしでびっくり!ご自慢の手打ち麺も縮れ具合が凄く、個人的には折角のモチモチ感が分かりづらくなってしまって勿体ない気がした。店の内装やらメニューやら色々とかなり癖の強い店だが、店員の皆さんはとても好感が持てる感じで好印象。

手打中華「せきた」
チャーシューワンタンメン


新白河に戻る。

駅名標

ここの在来線ホームは特殊で同じホームの前後に番線があり、途中に車止めもある。当たり前だが北側が7番線で下りの郡山方面、南側が6番線で上りの黒磯方面となっている。


8本目 東北本線 黒磯行(新白河 15:47 → 黒磯 16:10)E531系

E531系

東北本線も午前中に乗った常磐線同様、直流と交流の切り替え箇所があり数十メートル程度の無電区間(デッドセクション)がある。常磐線は取手~藤代間、東北本線は高久~黒磯間にデッドセクションが存在する。対応方法としては電流が関係ない気動車を運用するか、或いはこのE531系のように両方に対応する車種を運用するかのどちらかになると思われる。

駅名標


9本目 東北本線 宇都宮行(黒磯 16:16 → 宇都宮 17:09)E131系

遅れていた貨物列車の通過待ちの影響で2分程度遅れて黒磯に到着。乗換時間4分で、更にコンコースを通って反対ホームに移動する必要があったのでギリギリの乗り継ぎとなった。

E131系
17:09宇都宮到着
駅名標

ここで待っていた17:15発の宇都宮線 上野東京ライン直通 熱海行に乗り継ぐ予定だったが、たまにはグリーン車でもと思い一度改札を出てSuicaにチャージし、更にグリーン券をSuicaに付与して1本後の宇都宮線にて帰ることにする。

駅舎
いちご王国


10本目 宇都宮線(上野東京ライン)小田原行(宇都宮 17:35 → 戸塚  20:11)E231系

グリーン車だ!超久しぶり。旅の最後に快適な移動は心身に優しい。

E231系グリーン車
リクライニング付きのふかふかシート
奇跡的に本日2本目
古河で貨物列車の通過待ち(本日2回目)
我慢出来ずにグリーン車の乗務員さんからもう一本購入


11本目 横須賀線 久里浜行(戸塚 20:12 → 久里浜 21:01)E235系

乗り換え時間が1分だとほんの少しの遅れでも間に合わない。私の乗った東海道線も1分遅れていたが、横須賀線も1分程度遅れていたので戸塚で電車を降りた瞬間に同じホームの反対側に横須賀線が入線して来た。

E235系

E235系のグリーン車は車両が先程まで乗ってたE231系より新しのでとても気持ちが良い。これがE217系だと先程のE231系より古いので微妙な気持ちになって居たかも知れない。

E235系のグリーン車


無事、定刻に到着し帰宅した。

今回はトータルで11本に乗車したのでいつもの乗り鉄旅だったが、水郡線完全乗り潰しと美味しいものも食べれたのでとても良い旅だった。


今回の戦利品

左から薄皮饅頭、榮川、三万石の「ままどおる」、牛めしに牛べん


以上、水郡線編でした。次回も18きっぷ旅です。お楽しみに。



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