見出し画像

Episode 33 ドラマと現実は違うのです。

「サリー・アン課題」ってあるじゃないですか。
私は未だに、この原始的な誤信念課題の迷宮に落ちることがあります。
流石に単純な「課題のみ」の場合で引っかかるようなケースはごく稀になってきましたが…。

TVドラマや映画などは楽しくみられるのに、実生活は上手くいかないのです。
「そりゃぁ、ドラマみたいに行くわけないじゃん!」って言われるかもしれませんが、そういう意味じゃなくてですよ、主人公の気持ちの話です。

ドラマを見ながら、主人公やそれを取り巻く出演者の心理をじれったく見ていることってあるでしょう?
ラブコメとか見てて、彼と彼女、互いに想っていながら素直になれないとか、「あーもぅー!」って思っちゃうわけです…まぁ、それがドラマだって言っちゃえば、そこまでの話なんですけどね。

でも、なんでドラマだと心理描写が読めるのに、現実世界だとできなくなってしまうのか…ずっと謎でした。
国語のテストで「主人公はどう思ったか答えなさい」みたいな問題が出されて答えられなかったこと、なかったなぁ…とか思ったり。

「サリー・アン課題」の話って、単純に人の視点に立てるかどうかって部分だけが独り歩きしてる気がするんですよね。
でも、実際はそんなに簡単じゃない。
「なんでそう思うのか」という部分が本当は重要で、そこが理解できないから周囲に「何を考えてるかわからない…」と言われちゃうわけです。

ここからしばらく、私が思う誤信念課題に関してお話していこうと思います。
例によって医学や心理学の根拠はなく、当事者感覚の話になります。
実体験の中からそんな話が出来ればと思います。 

旧ブログ アーカイブ 2018/10/17

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?