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Episode 20 秋刀魚を食べながら思うのです。

秋ですね。
天高く馬肥える秋…なんて、美味いものの季節です。

そのはずなのに、今年は台風の絡みがあったりで、暑かったり寒かったり…体調崩して風邪気味だったり。
こうなると、美味いものも美味しく食べられないですよね。

食事って、ただ味わうだけじゃなくて、香りも楽しんでいるじゃないですか。
この時期なら先ず思いつくのは松茸…ですが庶民の私には全く無縁。
私でも手が届く秋の味覚って言えば、秋刀魚かな。
今年は豊漁らしく新物がリーズナブル、大根おろしとスダチで頂く焼きたてなんて最高。
そんな美味しいハズの旬のものだって、香りが無ければ魅力半減でしょう?

AS/ASD人って表情を読み取るのが苦手とか言うじゃないですか、私もそうです。
それって、きっと、鼻が詰まっているときにご飯が美味しくないのと同じ原理なのではないかと思うんです。

見るということと、聞くということのバランスが悪い。
両方感じて嬉しいとか怒っているとかを理解するのに、判断する材料が揃わないのかな…と。

でもこれは、鼻詰まりではご飯が美味しくないって知っているからわかることです。
知らなければ最初から「そんなもの」でしかないのです。

秋刀魚をたべながら、そんなことを考えてます。
私からは見えない表情の世界って、きっと美味しい秋刀魚みたいなもの…なのかな、って。 

旧ブログ アーカイブ 2018/10/4

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