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Episode 6 テレビの音量が大きいのです。

共稼ぎの我が家は、なるべく夫婦で家事を分担しようとしています。
それは、「僕がこれをやるから、君はそれをやってね」という風に家事の分担を固定する方法ではなく、例えば、早く帰ってきた方が晩御飯を作るとか、その日の状況でやらなきゃいけないことを「シェア」するという感じです。

お互いに休みが不規則なので、次にどちらかが休みの日までの食材を買いに行き、ザックリな献立を考えながら買い物をして、そのラインを緩く守りながら先に帰った方が食事の準備をする…といった感じです。
後から帰ってきた人は、先にお風呂をいただいて、食事の準備をしていたパートナーと交代して続きをやるとか、洗濯物を畳むとか…その日の雰囲気によっていろいろです。
時には、準備や家事が終わっていて、呑むだけの日もあります。
そんな日は後片付け頑張るとか…なんてやってると、パートナーが洗濯物を干し始めたりするんですけどね。

私は食事の準備をしながらテレビを見るのが好きです。
カウンターキッチン越しに見えるリビングのテレビで、録りためているドラマとかを流しながら料理することが日常です。
そんなタイミングでパートナーが帰宅すると、必ず言われることがあります。
「テレビ、うるさくない?」

料理しながらテレビを見ていると、「全くテレビを見ていない」と気づくことがよくあります。
ドラマなんかを見ていると途中の話がスッポリと抜けて、何が何だかわからない…たった数分の浦島太郎、もしかしたら、この数分で激的な展開や重要な伏線(フラグ)があったかもしれない…なんて思うことがよくあるんです。
それをカバーするために私が経験から編み出した方法が、「大事なことを聞き漏らさないようにするために音量を上げる」…つまり、強制的に耳から情報が入るようにするということでした。

料理(視覚と動作)に集中すると、他のこと(この場合は聴覚)が疎かになる現象、このことを「過集中」と「鈍麻」といいます。
平たく言えば、同時にふたつのことができない、ながら作業に向かない、って話です。
他に、クルマの運転をしながらラジオを聴くとかでも同じことが起こります。

そんなわけで、今日も大音量でテレビを見ていて、「近所迷惑でしょ!」とパートナーに怒られるのです。
だって、気になるじゃないですか、ドラマ。
先週のあのつづき…。 

旧ブログ アーカイブ 2018/9/20

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