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230329 どきどきの妊婦健診/川沿いでリモートワーク

■どきどきの妊婦健診の話
昨晩は2回目の健診だった。
初回、妊娠が確認できたものの、胎児の心拍は確認できず次回に持ち越しとなっていた。初回健診から2週間後だったのだが、時たま不安になるもあまり考えないよう過ごしていたら、あっという間にその日がやってきた。
さすがに検査室に入ったときは心拍数が上がった。あと1分後にはどうなっているのかわかるんだ、赤ちゃんがだめになっていたとしても、泣かずにいられるだろうか。色々考えたが、検査はシステマチックに進み、すぐに子宮の様子がテレビに映し出される。
素人目には、何がどうなっているかよくわからなかった。すぐに、先生がレーザーポインターでここが胎嚢、まだまだ小さいけどこれが赤ちゃんだねえ、とゆるく話し出す。ぱっと画面が切り替わり、音声コードのようなものが映し出され、ドドドドドという籠った音が聞こえた。
わかる?これが心音。ちゃんと聞こえたね、順調だね。
先生の言葉に、じわじわと実感が湧き、思わずすごい…と呟いてしまった。し、なんならちょっと泣きそうになった。健診の度に自分でびっくりするのだが、自覚しているよりも妊娠に真剣で、切望しているようだ。今回は本当に、前回の失敗もあり感動した。本当によかった、いや、とりあえずではあるけど、ほっとした。早く夫と母に言いたい。浮足立った状態で先生といくつか会話をし、診察が終わるとすぐに駆け出した。
駐車場で待っていた夫に、もらったばかりのエコー写真を見せ、生きてた!となんの情緒もない言葉で伝える。夫はしばしエコー写真を眺め、そっかーよかったーとほっとした表情で笑った。もしだめだったとき、なんて声をかければ良いだろうか、と思いながら待ってくれていたんだろうか。二人とも、うまくいくイメージを持てていなかったけど、こうして笑い合えて、本当にうれしかった。

とはいえ、2週間後には出生前診断が控えている。それ以外の不安要素もまだまだある。考え出すときりがないけれども、子どもが無事に産まれるということは奇跡なのだとしみじみ思う。自分自身、特に大病もせず生きてこれたのは素晴らしいことだ。
あまり気負いせず、またゆるゆると過ごしていきたい。

■川沿いでリモートワーク
今日は午前中出勤したものの、午後からリモートワークに切り替え。天気が良かったので鬱々としたオフィスにいたくなかったという社会人らしからぬ理由だったが許された、ありがたい。
せっかくなので見晴らしのいいところで仕事しよう、と淀川沿いのカフェに入り、ちょうど空いたところを窓際の席へ滑り込んだ。川沿いを歩く人々を観察しながら、ゆるゆると仕事をする。繁忙期が終わり、何もない日々は平和だ。まとめないといけない企画もいくつかあるが、今日は考えることに集中しようとコーヒーゼリーをつつく。苦いゼリーと上に乗ったソフトクリームの甘さが絶妙だ。
それにしても、人がひっきりなしに通る。皆どんな仕事をしているんだろうか。この場所に会社があるのか、もしくは外回りなのか。肩が外れそうなくらいの大荷物を抱えている人もいれば、手荷物無しで歩く身軽な人もいる。ただ、間の水曜日、なんとなく皆ゆっくりのんびりと見えた。
普段自宅と職場と往復しかしてこなかったが、こういう仕事のやり方もあるよなあ。なぜだかそれ以外のルートに外れることを避けていた気がする。
帰りカフェから出て、中央公会堂あたりを歩くとますます良い気分になった。このあたりではみんなのほほんとして、急ぐ人はいない。私もついぼーっと鳩たちの食事の様子を眺めてしまった。
なんともうららかな一日だった。また天気のいい日は気晴らしに外で仕事しよう。

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