230316 歌謡曲の歌詞最高過ぎだろ/職場の後輩がかわいい

■歌謡曲の歌詞最高過ぎる話
春ですね。三寒四温を感じながら、季節が映ろっているんだなあとしみじみうれしいこの頃。
四季折々で思い出の曲というのはあるけれど、特に春をイメージした曲が多い気がする。出会いと別れの季節は名曲の季節ですね。

恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日愉快に過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない

太田裕美「木綿のハンカチーフ」より

一番好きな曲といえば「木綿のハンカチーフ」。殿堂入り。
春を感じると聴きたくなる、昭和を感じさせる別れの中でも上位の名曲ですね。この上京してしまった恋人と心が離れて行ってしまう描写が、昭和生まれでなくてもありありと想像できて最高だしラストの歌詞が泣かせる。時代背景が自分の経験として分かっていなくても共感できる、素晴らしいと思わせるのはなんかもう次元が違うし、日本語を日本語として活用されていますね。さすが松本隆さん。

泣いてばかりいたって
幸せはこないから
重いコートぬいで
出かけませんか

もうすぐ春ですねえ
恋をしてみませんか

キャンディーズ「春一番」より

別れではないけど、春一番もそのタイトル通り春が来た!という気持ちにさせてくれて毎年聴きたくなる。こないだ鎌倉で隣に立っていた大学生が爆音で春一番を聴いていてしかもエンドレスリピートしていて、ああ春だなあと思いました。いい曲だよな。わかるぞ。
春だから恋しましょうよ、とか、気取ってみませんか、とかスキップしたくなるような気持ちが伝わってくるのがかわいいポイントなんだろうな、カバーもたくさんされているけど、やっぱりキャンディーズでなきゃ歌えないだろう。

もしも許されるなら
眠りについた君を
ポケットにつめこんで
そのままつれ去りたい
あーだから今夜だけは
君をだいていたい
あー明日の今頃は僕は汽車の中

チューリップ「心の旅」より

チューリップの曲は「青春の影」とか名曲が他にもあるけど、やっぱり「心の旅」が一番好きだ。この、「ポケットにつめこんで」とか、言えるか?ポケットにつめこみたいほどかわいい彼女、という隠れている言葉が見え隠れして良い、し、その分切ない。汽車で別れるというのはドラマやCMで何度も使われた、ベタ中のベタな1シーンではあるけど、でもやっぱりいいよな。胸に迫るものがある。
バスや列車(電車でなく列車と表現したい)の中でできれば雪国など田舎の田園風景を眺めながら聴きたい。この間は飛騨の山中で聴いた。

君が去ったホームにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今春が来て君はきれいになった

イルカ「なごり雪」より

出会ってからいくつか季節を超えて、最後の春、成長した「君」が綺麗になってうれしいけど悲しい、というその「切ない」とか「寂しい」とか直接的な表現を避けて想像させるのが歌謡曲という感じがして非常に良いですね。この前にある「時がゆけば幼い君も 大人になると気づかないまま」という歌詞もイイ。妹のように思っていていつかは…なんて思っていたら、気が付いたらそんな自由な時間は過ぎ去ってしまっていた、という現実が切ない。
これも汽車での別れ。こうして見てみると春というより別れの歌が好きすぎる傾向があると分かりました。
短歌などとは違って、メロディーがあって歌詞があるからこそ心に染みるんだと思うけども、歌詞だけ見てもぐっときますね。

■職場の後輩がかわいい話
私の部署はほぼ中途入社組で構成されているのだが、2年前、数十年ぶりに新卒入社の子を入れた。それはもうかわいらしい女の子で、配属の挨拶をしていたときの眩い姿は今もはっきりと覚えている。本当に何かキラキラしたものが彼女の周りに具現化され、これが若さかと驚いた記憶。
そんなかわいい新人も早3年目。かなり打ち解けて新人らしさは薄らいでいるものの、やはり眩くかわいいのは変わらない。彼女とはハーゲンダッツなどアイスの情報や飲み物(主にコーヒー)の情報を交換し合っているのだが、先日あまりのおいしさに感激した無印のチャイをプレゼントした。
家に帰ってお母さんと飲んでね(後輩ちゃんはドラマ張りに円満&仲良しなご家族をお持ちなのだ)、とあげたのだが、彼女はこの些細な贈り物に感動したらしく、しばらく仕事のデスクに置いて飲むのを我慢していたらしい。
それが昨日、よかったら明日開封の儀をしましょう、と誘われた。開封の儀て。と思いつつ、ありがたく開封の儀を執り行わせていただいた。(一緒に飲ませてもらった。)おいしい!と二人で言い合って、温かいチャイをたのしむ。母すごい喜びます~と笑う彼女はやはり眩しい。
配属初日を思い出しつつ、新人だからというより、この子が輝いているんだな、と2年越しに納得。やさしい後輩に癒されて幸せである。


明日在宅、明後日から4連休ということで今日早くも仕事納め感を出しているけども、残り1日がんばろう。

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