防虫剤で感じた祖母の愛
先月帰省した際、着物をいくつか持ち帰ってきた。
祖父母宅の祖母の箪笥に入っている、おびただしい数の着物。
ちょっと従妹にワガママを言って、私の振り袖を探してもらった。
最後に着たのは結納の時で、以来袖を通していない。
私には娘がいないので、もう着る人はいない。
生涯で2度しか着ていない、私仕様の着物。
もったいないなー。
つい最近、やっと整理していたところ、ふと目についたものが。
緑の帯揚げの左に「おわり」と書いてる防虫剤わかりますか?
これを見て、涙ぽろりした。
丁寧に手入れして仕舞ってくれていたのだと、亡き祖母の愛を感じた。
これからもきちんと手入れしていこうと心に決めた。
上の青い着物は母の。
これは気が向いたらいつか着る予定。
一応着付けを習っていたのである程度着れるけど、行事で着ていくのは目立つので恥ずかしい。
入学式などに着物で来る方、見てる分には美しいと思うけど。
いつかもし孫娘が生まれることがあったら着てくれることを願って、大切にしていこう。
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