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何故人はうちの猫を見ると笑うのか

私の家は、猫が外を見渡せるように窓に猫ベッドを貼り付けている。
こういうの。
猫ベッド

吸盤で窓にくっつくのだが、耐荷重10kgで1匹辺り4kg弱のうちの猫達が2匹のってもびくともしない。
猫たちも外を見る為と、日光浴の為によくするりと入って寛いでいる。いい買い物をした。

ここで重要なのが、このベッドは通行人へ猫を見せるためではない。猫に道行く人や鳥や外の景色を見せるためである。
だが、家で作業をしているとしょっちゅう
「あ、猫がいるねぇ!」
「可愛い!あんな所に入ってる!」
などと外から聞こえてくる。
この間などは
「見て!にゃん太今日もいるよ!」
と小さな男の子がお母さんに話していた。
見てわかるようにうちの猫達は両方女の子である。失敬な。
でも和んだよ、ありがとうね。

人によっては、「今日は猫いないねぇ…」と話していたり、猫がいるときには写真を撮っていく人までいる。
ベランダで布団を干していると全く見ず知らずの人に
「今日は猫いないの?」と声をかけられたこともあった。
アイドルのマネージャーのようである。
見学料をとりたい。

それは冗談としても、ひとつ気になることがある。
道行く人達は皆うちの猫達を見て笑うのだ。
ふふっ微笑ましいわね、どころではない。
ややウケぐらい笑っている。
お年を召したご婦人の集団では爆笑くらい笑われる。
何がそんなにおかしいのか、やはり猫ベッドは外から見ると滑稽なのか…、などと思っていた。

しかし最近、テレビ番組でラッコが毛に空気を含ませるために頭を毛繕いしている動画を見た。

引用サイト

あまりにも可愛すぎて爆笑してしまった。
そうか、人は自分の想定外に可愛いものを突然見るとつい笑ってしまうのか。
うちの猫達は想定外に可愛いので仕方がない。
毎日見ている私の想定さえ超えて毎日可愛いを更新してくる。

暗い話ばかりのこの時期なので、うちの猫達が私だけでなく街の人も明るくしているのであれば
もはや猫は飼い主の分まで社会貢献していると言っていいであろう。

写真を撮っていかれるのには未だに慣れないが。
一応人の家なので写真を撮るのは御遠慮いただきたい。

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