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生後二週間の子猫を拾った。二日目。

前回の続きです。

二日目。また無理やり口に哺乳瓶を突っ込んでみると、昨日とは打って変わってよく飲むようになった。

口元が笑ってるみたいで可愛い。
しかし、昨日獣医さんで目やにをとってもらってからまた目が癒着してしまっていた。
おっかなびっくり、ぬるま湯で濡らした脱脂綿で目元の目やにをふやかしてとってあげると、大量に黄色い膿が出てきた。
全て拭き取ると小さく目が見える。
まだ目が開いていないのかと思っていたけれど、猫風邪の結膜炎のようだった。

うちの子は拾った時には手遅れで、これで片目を失明している。
なんとかしないとと思ったが、昨日の病院は今日はお休み。
取り急ぎミルクのたびに目やにをとってあげて、仕事が終わり次第
近所の別の動物病院へ向かった。

初めて行った近所の動物病院は、おじいちゃん先生とおばあちゃん看護師さんでされていた。
これは猫風邪だねえ、インターフェロンだねぇ、と目薬をちっちゃい目にチョちょっと入れてくれる。
これだけでもだいぶ良くなるだろうけど、飲み薬もだしてね、胃から抑えようね、とオレンジ色の飲み薬を作ってくれた。

目薬だけにするか、飲み薬もいるかでおじいちゃんとおばあちゃんが小競り合いをして居る。
結局、胃のサイクルに載せないと症状を抑えられない、というおじいちゃんの意見が買って二つ薬をもらった。
6000円くらい。昨日よりだいぶ良心的。

他の常連さんに
本当にちっちゃいねぇ、可愛いねぇ、とちやほやされる。
この日の体重は210g。少し増えてる。

もらった飲み薬をミルクに混ぜて飲ませると、全く嫌がらずにゴクゴクとのんでくれた。
お尻をちょんちょんと濡らした脱脂綿で触り、排泄補助をする。

ちょうど仕事の山も重なって目が回るような忙しさだった。
なんにせよ失明はしなさそうで一安心。


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