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カメラ初心者が初めて「プロラボのプリント体験」をしてみた話。

初めてのプリントの挑戦!

「せっかく撮った写真だから、キレイにプリントしてみたい」

写真を撮る方なら、だれもが一度はそう思ったことがあるだろう。
いつでもどこでも見られるデジタルデータの利便性はもちろん素晴らしいが、実際に形として残る「プリント写真」の魅力は一味違う。

私自身も、そんなプリント写真にずっと興味を持っていた。
しかし、正直言ってプリントは、手間がかかりそうなイメージがあった

まず、どんな写真がプリントに適しているのかがわからない。プリントといえばペーパー選びが重要になってくるだろう。そもそも、どこに頼めばいいのだろうか?

そんな疑問に頭を悩ませるうちに、「プリント写真」のこと自体が自分の日常を通りすぎ、「いつかできたらいいなぁ〜」くらいの淡い願望となってしまっていたのだ。

でも、実際にプロラボへプリントをお願いしてみて、
今まで自分のお気に入りの写真をプリントしてこなかったことにちょっと後悔した。そのくらい、手元に自分の撮ったプリント写真が届くのが嬉しかったのだ。

今回は、そんな「プロラボのプリント体験」について書いていきたい。

意外に簡単!そして感動!
ナカイ写真工房のプロフェッショナルプリント

今回、私をプリント体験にお誘いくださったのは、岡山県倉敷市にあるナカイ写真工房さん
とても嬉しいお誘いだったので、すぐに「ぜひお願いします!」と返事をしたけれど、私の頭の中には疑問符が浮かんでいた。

「関東に暮らしている私が、岡山の写真屋さんにプリントをお願いする……?」

プリントと言ってもせいぜいコンビニのプリンターしか使ったことがなかった私は、最初は遠い他県の写真屋さんにプリントをお願いするというイメージがわかなかった。

しかし、今は写真のデータさえあればオンラインで簡単に注文ができてしまうらしいのだ。

というわけで、さっそく注文してみた。

スクリーンショット 2021-07-11 17.42.57

注文画面はこんな感じ。

プリントを希望する写真のデータと用紙の種類など必要項目を埋めていく。
プロラボというくらいだから、てっきりプリントに関する難しい用語がたくさんあるのかと思ったけれど、わかりやすい言葉で、ちゃんと説明も書かれているからスイスイと項目が埋まっていく。

しかも、写真のトリミングや、ふちをつけたときのイメージを画面上で目視で確認できるから、うっかりミスをしがちな私でも安心して注文できた。

注文が済めば、あとは自宅にプリントされた写真が届くのを待つだけ。
お気に入りの写真がいつ届くのかと、ウキウキだ。

ついに到着!できあがったプリント写真は……?

そうして待つこと早数日(もっと時間がかかると思ったら、本当に数日だった)、ついに届いた箱を開けると……

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ジャジャーン!!!!!とっても素敵なプリント写真たち!!!!!

テンション爆上がりで箱からプリント写真を取り出し、それはもう、まじまじと眺めた。
あの日撮った写真がスマートフォンのなかでもパソコンのなかでもなく、今手のなかにあるのだ。

程よく厚みのある紙は高級感があり、丁寧にプリントされた写真がよく映える。1枚1枚が宝物のようで、大事な写真が今まで以上に特別なものに思えた。

3種類のペーパーが魅せるプリント写真

今回プリントを体験させてもらったのは、こちらの3種類のペーパー

【クリスタルペーパー】
→超光沢でピカピカしたペーパー
【プログロッシーペーパー】
→通常の光沢のプロペーパー
【プロラスターペーパー】
→反射のすくない微粒面のプロペーパー

せっかくなので1枚1枚ご紹介したい。

①愛猫の写真【クリスタルペーパー】

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最初に選んだのは、この写真。
我が家の愛猫ぼたんさんが窓際でくつろいでいたところを、35mmのカラーネガフィルムで撮影したフィルム写真だ。

右側から当たった光が、猫の瞳に差し込んでツヤツヤと輝いた様子を表現したくて、ペーパーは3種類のなかでも最も光沢が強い【クリスタルペーパー】を選んだ。
写真のトリミングはせず、画面には白いフチをつけてもらった。

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写真を動かしてみると、ペーパーの表面には部屋の様子が反射して、強い光沢感があるのが見て取れる。


②石膏像のある散歩道の写真【プログロッシーペーパー】

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次に選んだのは、この写真。
散歩道に突如現れた石膏像の姿にびっくりして撮った1枚で、
こちらは先ほどとは違い、ミラーレスカメラで撮影したデジタル写真だ。

私が初めてカメラを持ち、ほどなくして撮影した写真だったから、カメラを始めたときのあのワクワク感を忘れないようにと願いを込めて選んだ。

画面に大きく写る石膏像が特徴的な写真であるため、プリントするペーパーも特徴的だと、写真とペーパーがケンカしてしまうような気がした。
そこで、ペーパーとして選んだのが、3種類のなかでも程よい光沢感を持ったプロペーパー【プログロッシーペーパー】だ。

これも先ほどと同様、白いフチをつけてもらった。

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光に当ててみると、こんな感じ。
クリスタルペーパーほどの光沢感はないが、その分どこか上品な画面を演出してくれた。

③走る子どものモノクロ写真【プロラスターペーパー】

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最後は、すこし趣向を変えてモノクロ写真を選んだ。
これは知人と横浜にスナップ散歩に行ったときに撮った1枚。
先ほどと同じミラーレスカメラで撮ったデジタル写真だ。

緩やかな階調の背景に、くっきりと映り込む子どもたちのモチーフがお気に入り。
モノクロならではの、画面のなかで光が移り変わる様子を表現したくて、
プリントには反射の少ないマットなペーパーである【プロラスターペーパー】を選んだ。

これも写真のトリミングはしていないが、画面をシャープに仕上げるため、フチを黒くしてもらった。

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光に当ててみても反射はほとんどなく、よく見ると表面に細かな粒子感があるのがわかる。

勝手に提案!ペーパー選びのポイント

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それぞれのペーパーを見比べてみると、違いは一目瞭然だ。

けれど、
「たくさんあるペーパーのなかから、どれを選んだらいいの?」
と悩む人もいると思う。

今回実際にプリントしてみて、ペーパー選びのポイントは「見ている人に、その写真をどう見てほしいか」を考えることポイントだと、私は思った。

例えば、
光をキレイな写真だと思ってほしいなら「クリスタルペーパー」
写真自体に特徴があり、上品に見せたいなら「プログロッシーペーパー」
マットな質感で落ち着いた雰囲気を出したいなら「プロラスターペーパー」など。

普段はデジタル画面上でしか表現してこなかった写真のイメージや質感を、プリントであれば物質的に表現できる。
それによって、写真を撮っている人とその写真を見る人の距離はぐっと縮まるだろう

プリント写真には、「写真のイメージ×ペーパーの特徴」の組み合わせという無限の可能性があるのだ

プリント写真は写真の可能性をずっと広げる

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今回はナカイ工房さんのお誘いで、「プロラボのプリント体験」をさせてもらった。

プリントする写真を選ぶところから、注文して、実際に手元にプリントされた写真が届くまで、すべての時間が自分の写真についてじっくり考えられる貴重な時間だった。

「あの日撮った思い出の1枚をプリントしてみたい!」
そう思っている方は、ぜひこの機会に気軽な気持ちでやってみてほしい


プリント写真は、あなたと、あなたの写真の可能性を今までよりずっと広げてくれるはずだ。

目次ほたる

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