返せか、返してか?北方領土
タイトル画像は、単眼鏡からのぞいた日本から一番近い実質上の外国領土となってしまっている貝殻島灯台。
傾いたままの状態が続いている。
北海道の納沙布岬からわずか3.7㎞。
近くて遠い外国。
JR根室本線根室駅を降りて見れば。
根室市役所を見て見れば。
隣の北海道根室振興局を見て見れば。
根室駅からバスに乗って50分。
納沙布岬に来てみれば。
北方領土返還一色。
そんな中に、こんなものも。(笑)
これはご愛敬。
根室に注目すべきものは…
こんなのもある。
根室のご当地フード「エスカロップ」
バターライスの上にカツがのった日本生まれ、いや根室生まれの洋食。
最近では全国的にも知られるようになったと思うけど。
通称エスカというらしい。
根室でレスカ(レモンスカッシュ)を頼むと出てくるのがエスカロップ。
釧路でエスカ(エスカロップ)を頼むとレモンスカッシュが出てくると言う笑い話。
かつては本当に根室限定のご当地フードだったらしい。
因みに神奈川県の藤沢あたりでエスカを頼むと…
「それって、江の島のエスカレーターでしょ?」
って、言われるかもしれない(笑)
(この話は再掲かもしれない(笑))
閑話休題。
北方領土は、多くの人々や自治体では返せ北方領土!って言っている。
北方領土こと北方四島で生まれ育った人にとっては、多大な苦しみ悲しみがあることだろうと思う。
故郷を追い出される。
筆舌に尽くしがたい。
日本は米国と戦争に及び、形勢不利の状況でソ連の一方的な平和条約破棄に終戦一週間前に宣戦布告され、北方四島を占領されることとなってしまった。
本当にソ連は狡猾だ。
ただし、条約破棄に関しては日本も中国に対し同様のことをしていたというし、ソ連の参戦は米国の後押しもあってで、ソ連だけが悪いわけではない。
結局、日本は戦争に負け、無条件降伏。
サンフランシスコ講和条約で、千島列島を放棄した。
と、なると北方四島は、この条約で破棄したのだからもはや日本の領土ではないことになる。
ここで、当初、国後択捉は千島列島と説明した日本だったが、1956年に国後択捉は千島列島ではないと言い出した。そしてこの主張を日本政府は言い続けている。
なんだかなあって思うし、なぜ地図上に明確に線引きをしなかったのかとも思う。
その一方で、ロシアや中国はサンフランシスコ講和条約に調印していない。
だから、日本は北方四島は放棄はしたが、ロシアが四島に居座っているのはちょっと違うよなと。
ソ連は四島を単独支配したいから、調印しなかったのだろうなと。
ただ、放棄してしまっていると思うから、簡単に「返せ」と言っていいものかどうか。
「返してほしい」というべきではないのか?
とも思う。
この問題を細かく調べたわけではないので、言い切ることはできないけれど。
ただ、今言い切れるのは、戦争はダメだ。
戦争は悲しみ苦しみ憎しみが生まれるだけ。
ソ連も狡いが、一番狡いのは米国ではないだろうか。
日本の領土問題は北方領土のほか、竹島、尖閣諸島がある。
これらは、米国がわざと問題を残すようなことをしたと言う。
つまり、日本が隣国と仲良くなりすぎることを嫌った米国の策略だという。
米国は戦後78年たっても日本でブイブイ言わせてる。
なぜ、政府は日米地位協定を変えていかないのか?
首都上空の制空権はなぜいまだ米軍が握っているのか?
政治の上で重要事項を決める際は米国にお伺いを立てるとも聞く。
日本の真の独立はまだまだ遠そうだ。
が、独立したらしたらでなんかやらかしそうな感じがするのは、今の政治がとても???だから。
※掲載画像は2010年撮影。