消えた風景:荒野の掘っ立て小屋
2005年3月撮影
荒涼とした風景の中に立つ今にも朽ち果てそうな小屋。
撮影してから18年が過ぎ去り、今はもうないという。
この掘っ立て小屋は一体何なのか?
屋根の上を見てすぐに分かった人は、温泉マニア。
そう、これは温泉浴場の建物。
以前にも紹介した、北海道登別市にあったフンベ海浜温泉の建物だ。
有志によって建てられ入浴料は寸志だった。
目の前に広がるは太平洋。
その海岸線は断崖絶壁となり、波による浸食によって年々海岸線が小屋に迫ってきたという。
ついには、この位置にまで海岸線がやってきて、ついには無くなってしまったらしい。