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バス停のある風景:美ヶ原髙原行

2002年3月

「美ヶ原高原行」バス停。2002年3月撮影(長野県松本市浅間温泉)
このバス停は、浅間温泉バスターミナルの建物のわきに目立たないように置かれていた。
おそらくシーズンオフで運休中のため、わきによけられていたのだと思う。
1990年代に、一度だけここから美ヶ原高原行のバスに乗ったことがある。
温泉街を抜けると急坂のある狭い林道のような舗装路を登って行った記憶がある。
それ以降の記憶は忘れてしまった。

2010年

上の写真の左手にターミナルの小さな建物があった。
背後は浅間温泉街。
右より背後に1964年に廃止された松本電鉄浅間線の路面電車の駅があった。
その後、バスターミナルはなくなり、跡地に一般住宅が建った。
その頃は、浅間温泉バス停は道路わきに移動し、バスの運行形態がかわり、松本バスターミナルから来たバスは循環する形で、ここは単なる途中のバス停となってしまった。
バスそのものは浅間温泉行の表示になっているが、浅間温泉で降車ボタンを押さないと、バスは通過して温泉街を一回りして再び松本バスターミナルへと戻って行ってしまうようになった。
実際にお客さんが終点は絶対止まるものと思っていて(ふつう誰しもそう思う)、誰もボタンを押さず降りそこなった場面に出くわしたことがある。
ボタンは押されなくても必ず停車すべきだなと思った。
確かその後また運行形態が変わったが、現状がどうなっているかは不明。
これもまた現状はわからないが、松本バスターミナル発美ケ原温泉(美ヶ原高原とは全然別の場所)行きのバスも、表示は美ケ原温泉行だが、温泉街を循環してそのまま松本へ戻る運行形態だった。