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情シス・社内SEの期待と限界

こんにちは

はじめに

先日、IIJ Interactive Meeting #5 に参加させていただきました。

(私は、事業会社で社内インフラやDX化を推進しています、情シスでも無いのに、参加させていただきましたIIJさま感謝。)

まとめ

経営層は従来型の情シス・社内SEに諦め感を抱いているケースがある(見込みがありそうな人は異動させる)

AWSはビジネス観点で語り、従来型の情シス・社内SEはSIerの代弁をする。

コーポレートエンジニアは、経営的視点ができる社内情報システム戦略ができる人。でも人手不足の領域

CIOから見た情シス・社内SEとは

ある意味衝撃的だったのは。
そこの会社さんのCIO曰く。。。。

情シス・社内SEさんは・・・

・SIerを見ていて、ビジネスを見ていない。
(要件定義ができないため、SIerができるものを優先させる)
・システムの本質的な意味を理解していない。
(サービスの技術的な優位や時間的な制約の意味を理解していない)
・そのため、キャリアパスはほぼ無い。(経営的に価値を生み出せない)
→できる人は異動させる。

結構衝撃的でした。ある意味育成を諦めている感がありますが、育成される側の意欲が低いのであれば、止む得ないと思います。

問題点

衝撃的過ぎて、私なりに問題点を考えてみました。

・事なかれ主義(全体像をSIerに丸投げしていて把握していない)
・システムの本質的な意味を理解していない。
(会社がどのように収益を得ていて、何を重点的に経営資源を当てているか理解していない)
・社内調整ができない(システム変更をする際に業務プロセスを変更してもらうなど)
→できる人は異動させる。

今、SaaS連携など、システムが複雑化しているからこそ、全体的な視点(経営的視点)を持ってないと組織に価値を提供できないのでは無いかと思います。

感想

コーポレートエンジニアが不足しているというのが、かなりクエスチョンだったのですが、すごく納得ができました。
それらを気が付かせてもらった意味で、参加した意味は大きかったですが、日本の生産性やDX化には、かなり大きな壁になる問題だと思いました。

どうするべきなの?

IT企業・非IT企業で変わると思いますが、経営視点が持てて最新技術をキャッチアップでき、社内情報システム戦略ができる人が、コーポレートエンジニアとして活躍できると思います。

しかし、従来型の情シス・社内SEというのは、ベンダーコントロールや契約管理がメインとなり、経営陣に対してどうやってアピールするのかを考えないといけないです。

余談

何故AWSが推進される理由もよくわかりました。AWSの営業さん(エンジニアさん)はビジネスにフォーカスしてお話をしていただけるので、役員を説得しやすいですが、従来型の情シス・社内SEは理解できないので、役員 VS 従来型の情シス・社内SE(SIer)という対立が起き、さらにAWSの評判があがり、従来型の情シス・社内SEに期待しなくなる構図になるというのも理解できました。

※前職がSIerで、総務と情シスさんを相手にお仕事を受けていたので胸が痛いのですが。。。

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