無限の可能性広がる新世界へ/将棋
将棋の扉
チェス愛好家が将棋を指すということ
私は今日、将棋の扉を開く。
もともとチェスが好きで盤上の世界に飛び込んだが、
昨今の将棋ブームを見て、興味が湧いた。
ルールはなんとなく理解しているが、
実際に誰かと対局をした経験はない。
そういった程度の実力だ。
チェスを指すものの端くれとして、
ある程度チェスを指し慣れてしまうと、
将棋の最も基本的なルールである、
"取った相手の駒を自分のものにして使うことができる"
これにいささかのひっかかりを覚えるのだ。
将棋を指すということは、
魅力的で心躍るものがあるが、
いざ実践、と相成るにはまだまだ遠い。
敵陣を「攻める」
将棋の入門書で勉強をしている最中ではあるが、
特筆すべき発見は多い。
駒得の概念はチェスと共通するところがあるし、
例えば"両取り"もチェスでいう"フォーク"と同義だろう。
"田楽刺し"は"ディスカバードアタック"に近い。
しかし、先述の通り、
考え方としていまひとつ慣れないのが、
一度取った相手の駒を盤上に打つところだ。
これが将棋をより複雑で読みの深いゲームへと昇華させている。
同時に、将棋特有の面白さを生み出しているともいえる。
敵陣を「攻める」技法として、
次のような盤面が紹介されている。
☗2四歩 ☖同歩 ☗同銀
これで銀が一歩前進する。<第1図>
☖2二歩 ☗2三歩 ☖同歩 ☗同銀成
ここまでで<第2図>の局面となる。
☖2三同金 ☗同飛成
ここまでくれば、後手は成銀を金で取るしかなく、
同飛成で2筋を突破することができる。<第3図>
このようにチェスとは異なり、
将棋は歩をはじめとして、
駒を敵陣に直接送り込むことにより、
敵陣に穴をあけ突破する「攻め」が可能である。
取った駒をどのように配置し、
どのように「攻める」か。
これが将棋を優位に進めるうえでの重要な視点となる。
将棋を学ぶ
一歩ずつ
まずは一歩ずつコツコツと将棋のイロハを学ぼうと考える。
なにせ右も左も分からない状態なのだ。
将棋は奥深い。
その奥深さをより知るためにも、
上掲の入門書にてじっくり勉強するつもりである。
効果的な駒の使い方。
基本はチェスとも通ずる部分があると感じている。
さいごに
noteはその日学んだことを整理する効果がある。
読んで理解したつもりでも実践で発揮できるか、となれば
また別の話にもなるだろう。
趣味で続けるにはこの程度のペースがちょうどよい。
無理に詰め込みすぎてもパンクするだけである。
"難しい"を"楽しむ"をモットーに、
まずは基本的なところから将棋の世界へ旅立とう。
―B.―
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