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THE PINBALLSの「ミリオンダラーベイビー」を聴いてみてくれよ

・ひねりのないど直球の記事タイトル。


・「去年一番聴いてた曲」の次は「一番最近買ったCDの曲」です。

ガレージロック界期待の新人!とずっと呼ばれてるイメージのTHE PINBALLS。

・僕がよく聴くようになってからも5年くらい経つんですが、ずっとめちゃくちゃ良いのにずっとなんだか売れきらない感じ。

・でもマヂカルラブリーがM-1優勝を機にグンと再評価されだしたように、何か一つきっかけがあれば一気に先頭に立てるような、そのための種はずっと撒いてるし、そういう他にない強い個性を持ったバンドだと思うんですよね。


・そもそもガレージロックとはなんなのか?僕もよく分かってなくてWikipedia見てもあんまりよくわからないんで何となくのニュアンスで伝えると、「『ロック』と呼ばれる音楽たちをグツグツ煮込んで水気が飛ぶまでカラッカラにして最後の最後に残ったパッサパサで味の濃いやつ」って感じです。個人の見解ですが。

・ギタードラムベースのシンプルで無骨な演奏に、ピンボールズはなんと言っても声が良い。しゃがれ気味でいながら伸びやかな高音が気持ちいい。


・「ミリオンダラーベイビー」は最新アルバム『millions of oblivion』の1曲目なんですが、ピンボールズの中でもかなり爽やかめの曲で好みのやつです。好きになったきっかけの「片目のウィリー」と雰囲気がよく似てる気がします。続編って感じがする。

・単純にサビのメロディがすごい好きですね。何度も聴いてると「風の中で〜」のとこでベースが上がってくとこにハマってきます。

・2番のサビが終わった後の急展開はかなり衝撃でした。最初聴いた時シームレスに次の曲に繋がるやつかと思って聴いてたらまだ終わってなくてビビった。

・その後最後の転調でキーが上がるのもピンボールズにしては珍しいなと思いましたが、エモさが倍増するいい転調だなと思います。ギリギリで振り絞ってる感じの声が至高。


・歌詞は「いつものピンボールズ」といった感じで、どこかこの世のことではないような、浮世離れした物語のような描写が特徴的ですね。

何もかもが 終わったあとの
階段の上を ちぎれとぶ風をみた

・冒頭のここの歌詞が結構好きです。

・アルバム最初の曲の最初の一節が「何もかもが 終わったあとの」なのカッコ良すぎないか? その後の「階段の上を ちぎれとぶ風」もシビれますね〜。


・もっと紹介したい曲はあるんですが、ピンボールズはずっと『最新が最高』だなと思ってるので、まずは最新を紹介させてもらいました。ぜひ!

・それでは!



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