ってか、めっちゃ良くない？【日向坂46】

・3日前にMVが公開された日向坂46の6thシングル曲『ってか』

・ふざけたサムネしてますが、この曲、めっちゃ良いです。　良くない...？

・楽曲の良し悪しに絶対的な指標なんてないんで、完全に好みの話にはなるんですが、かなり好きな類の曲が日向坂の表題曲から飛んできて正直びっくりしてます。

・何が良いのかを以下だらだらと…！

トラック/メロディー

・サビのメロディーがただただ好み。アップテンポでありながら、陰りや切なさを感じるやつ、好きなんですよね〜。

・「カッティングのギター」+「ベキベキのベース」+「ピロピロのピアノ」=『ジェネリックYOASOBI...?』って感じがベタに今っぽくて好きです。

・細かい話をすると「Aメロで好き放題暴れてるベース」「Bメロの『(石を投げれば)当たるけど〜』のところでジャ〜ジャ〜ジャ〜ジャ〜って下がってくギター」「1番のサビ前はブレイクがあるけど2番のサビはスッと入るとこ」などがかなり好きですね。細かいので無視していいです。

・3年前くらいに、ただ曲が好きという理由で、欅坂46のシングル曲を聴きながら毎朝の身支度をしていた時期があったんですが、その頃聴いてても普通に曲から好きになってたと思う。

・ひとつ難点なのが、何回も聞いてるなはずのに、ふと脳内でサビを呼び起こそうとしてもスッと出てこないんですよね... キャッチーさにかけるというか、耳残りしにくいというか、故に好きという側面もあるんですけど、意外と致命的な欠点かもしれません。

歌詞/タイトル

・歌詞に関しては、めちゃくちゃ良い！大好き！とまでは思わないんですけど、今までの表題曲の中ではかなり好きです。

・「カワイイだけじゃなくて内面も見てほしい」っていう、まあテーマとしてはよくあるものなんですが、今までが「一目惚れ男のポエム一辺倒」だったので(3rdこん好きは違うか)、それだけで新鮮というか、ええやんええやん！こういうのでええやん！って感じです。「キュン」や「アザトカワイイ」へのセルフカウンターソングみたいな。

可愛いから好きになったなんて
全然ピンとこないのよ
もっと内面を見て欲しい
ってか 嬉しくない

・冒頭サビの一節なんですが、秋元康って時々こういう「これアイドルに歌わす...？」みたいなメタい歌詞書いてニチャついてるイメージあるよな〜

・「恋をするのは いけないことか？/ 制服のマネキン /乃木坂46」とか「似たような服を着て 似たような表情で/ サイレントマジョリティー / 欅坂46」とかとか、どちらもグループにとって大きな意味を持つ曲になってるので、この『ってか』も後々振り返ると大きな転換点となっているような気もします。

・そしてこの各サビ最後に登場する「ってか」、、、なかなか良い使い方だな〜って思います。

・ってか、大前提として個人的に「ってか」って言葉が結構好きなんですよね。口頭でも文章でもよく使ってる気がするし、たぶんnoteでも何回か使ってる。

・「ぶっちゃけ」「実際」「正直」とかとほぼ同義でありながら、少しくだけた印象もありつつ、かといって"いかにもな若者の流行り言葉"って感じでもない。今回の詞のテンションにもピタッと収まる言葉だなって思いました。

・とはいえタイトルまで『ってか』で良いのか？

・ここはかなり意見が割れるところだとは思うんですが、"この曲のタイトルならば"『ってか』で良いと個人的には思います。

・理由は色々複雑ですが、一つにまとめるなら、『聴けば曲名に納得できるから』ですかね...

・引きのあるタイトル故の弊害も種々あるとは思いますが、今のところはまあまあしっくりきてます。

MV/ダンス

100点！！！！！！！！

・いや、、これは変な話なんですけど、、、101点ですね。

・何がそんなに良いのか、、端的に言うと、とても『バランスが良いな』と思いました。微妙なようですがこれは最上級に褒めてます。

・まず「①カッコイイ」ですよね。これはおそらく今までの日向坂のパブリックなイメージにはあまりなかった側面ですが、この曲ならば一番推していきたいポイント。特に2番サビ、全体でのパキパキのフォーメーションダンスと、間奏のソロダンスリレーがすんばらしいです。

・先日のBTS「Butter」のコピーで覗かせたダンススキルの高さを、改めて全面に押し出した表題曲MVというだけでも値千金。これだけでもう90点です。

・それでいてちゃんと「②カワイイ」ですよね。そう、別にキレのあるダンスを満面の笑みで踊ったっていい。カッコよさを求めるとつい損なわれがちなカワイさを、絶妙に両立していてすご〜い良い。

・動きを魅せつつ、サブリミナル的に挟まれるメンバーのソロカットは、回数に差はあれどしっかり全員分散りばめられており、箱推しの多いファンの満足度も確かにしている。これはもう95点いっちゃう。

・そして何より「③楽しげ」ですよね。個人的な日向坂の最大の推しポイントは「とにかく楽しげな連中である」という点なんですが、
「謎アイスに嘘みたいにぶっ飛ばされる連中」
「横一列で手を繋いでノリノリで前蹴りをかます連中」
「謎アイス倒して歓喜の大団円の連中」
「敵の残骸を食べてニコニコにぶちゃんを優しく見守る連中」
など、限られた秒数の中に目一杯に「楽しげ」が詰め込まれているのがもう最高。これで文句なしの100点です！

・このように、「①カッコイイ」「②カワイイ」「③楽しげ」という、僕が個人的に日向坂のMVで訴求してほしい3大ポイントが非常に高い水準で盛り込まれていて、これはもう『バランスが良いな』としか言いようがありません。

加えて、
・視る人を飽きさせないゆるっとしたストーリー要素があること、
・そのストーリーも「よくわからん敵をみんなでやっつける」「はぐれた1人を連れ戻してあげる」という やんわりとグループ観に通じるものがあること、
・青いモノたちが飛び交うCGを駆使した映像そのものに見応えがあること、
などなど、たくさんの加点ポイントが相まってこれはもう101点ですわ...

・はい！ということで、ぜひ一度ご覧ください！

・まあここまで読んでくれた人はもう見てるか。感想お待ちしております。

・それでは！