いたちの歌詞解説 YOASOBI≪UNDEAD≫
はじめまして いたちと言います。音楽が好きな大学生です。
これから自分に刺さった曲の歌詞やその解釈について綴っていきます。
どれだけ続くのか自分でもわかりませんし、つたない文章になりますが、読んでいただけたら嬉しいです。
第1回目はYOASOBI《UNDEAD》です。
ikura(Vo.)さんのかわいらしい声が印象的な曲ですが、聴き手に「そんな生き方でいいの?」と強烈な問いを投げかける歌詞になっています。
まずは詩の中の言葉遊びから順に、ひも解いていきましょう。
愛すべきご本家様↓
【UNDEAD】と【アンデッド】
この曲の中で英語のUNDEADとカタカナのアンデッドは区別されています。
UNDEAD:UN DEAD(DEADに否定のUNがついた形)=死んでない=生きてる
実際に、この曲のサビは〈UNDEAD 死んじゃいない〉から始まっています。アンデッド:屍≒死んだように生きている人々
ラスサビの最後は〈ただ苦しみに慣れて 耐えているだけじゃ 死んでる
も同然 屍のアンデッド〉となっています。
サビの冒頭とラスサビの最後、真逆の位置に「あんでっど」を置いたのも構図としてとても美しいですよね
「生きる」と「死ぬ」
1番と2番のサビでは、キーフレーズである「生きる」「死ぬ」に込められた意味と、曲全体の主張がハッキリ述べられています。
ここからはサビの歌詞を参考にしながらそれらに迫っていきます。
「生きる」
「生きる」=”変わり続け”て ”幸せになろうと”すること=人=UNDEAD
「死ぬ」
「死ぬ」=”不幸に甘んじて” ”苦しみに慣れて 耐えているだけ”の人=アンデッド
このように「生きる」「死ぬ」に具体的な意味を与えた上で、聴き手に
〖あなたは今「生きてる」? 「死んでる」?〗
と疑問を投げかけるのが、この曲の本質だと考えました。
………それにしても 語気が強いなぁ(そこがまたいいんだよなぁ)…
聴き手に対して〈卑怯だ〉〈お前に言ってるんだ〉なんて
まさしく叱っているような歌詞をikuraさんの唯一無二の声でオブラートしたいい意味でズルい曲だと思います。
まとめ
今回はYOASOBI ≪UNDEAD≫について書きました。
聴く時々に応じて今の自分を再確認し、奮い立たせてくれる曲でした!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
Ps.ここまでの内容はあくまで数多ある解釈の一つです。
この記事の感想や、他の解釈をお持ちの方はぜひコメントをよろしくお願いします。