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腹痛とミクシィ Vol.25

16年前に潰瘍性大腸炎で入院していた時のことをミクシィにこう記していました。



入院してちょうど1ヶ月を過ぎたころ
ついに主治医から退院の予定の話を受けた。
いつでも退院できるわけではなく退院できない曜日があるらしい。

正直うれしい気持ちもあったが、この生活に慣れてしまったので、少し面倒くさい気持ちもあった。なにより体力がかなり落ちていた。

このままでは普段の生活もしんどいと感じた俺は1階から6階の階段を往復して体力回復に励んだ。しかし、久しぶりの運動は思ったよりしんどく1往復で断念。咳き込んでしまったためすぐにベッドに帰り、寝た。

次の日、体に異変が出る。何もせずに退院の準備をしているだけなのに、少し動いただけですぐに咳がでる。

たまらず先生に「咳が出るんです。」と伝えたが
「肺の音を聞いても異常はないです。なんならレントゲンとりますか?」
とかなりめんどくさい感じで応えられた。
先生は俺のことどう思っているのだろう。難病だから治し方わからないし面倒臭いな~。って思っているように感じた。

もういいや、なんでもないだろうと勝手に自分で思って、退院の日を迎えた。



退院はどう考えても良いことであると思います。しかし、「生活が変わる」という点では入院でも退院でも変わらないとも言えます。この変化への私の弱さがここでも露呈していますがみなさん実際のところどうなんでしょうか。

体力が落ちているから咳ぐらい出るものだと今なら思えるのか。今でも定かではありませんが当時は自分の都合の良いようにとらえていることは間違いないでしょう。と、同時に主治医に強く言えないのは患者の性であるのではないでしょうか。実際のところ主治医がめんどくさそうに答えたかは定かではなく、自分がそう感じただけかもしれません。

この辺はいいかどうかは別として病院慣れが解決してくれるのかなと今となっては思います。

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