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Staff Magazine #01桂 直太郎さんへ10の質問

Staff Magazine

Staff Magazineは北海道弟子屈町(てしかが)に佇む宿泊施設、MISATOのスタッフにフォーカスした記事です。10の質問を投げかけてみて、その人の暮らしや大切にしていることについてお話を伺います。

初回のスタッフはこの春、大阪からお気に入りの愛車を走らせて弟子屈へやってきた桂 直太郎さん。直太郎さんは「一本芯の通った信頼できる男」という印象で、大切にしているライフスタイルがあったり、寡黙ながらも行動力抜群。たまに見せるクシャクシャな笑顔と白い歯がとても爽やかです。

1. 自己紹介

2001年生まれ、23歳、大阪府大阪市此花区出身、桂 直太郎(かつら なおたろう)です。
高校卒業後、5年間会社員をしていました。今年の(2024年)の4月からTESHIKAGA HOSTEL MISATOのプロボノスタッフとして弟子屈で暮らしています。美里には約1年間滞在する予定です。

2. 弟子屈での生活を選んだきっかけ

会社員時代、旅行が好きな私はよく車で全国を旅していました。
そんな中、ふらっと通ったのが弟子屈町なんです。観光をする予定も無く、弟子屈町という存在、ましてや「てしかが」という読み方すら知りませんでした。がしかし、屈斜路湖(くっしゃろ湖)を見た途端、「なんじゃこりゃ...」と、すぐに心を奪われました。
私は瀬戸内海が好きなんですが、湖と瀬戸内海はどこか似ているんですよね。そのほか、硫黄山・摩周湖・もちろん温泉など、こんな小さな町に大自然が詰まっているんです。北海道の中でも特に自然豊かというか、異国のような風景が広がっていて、凄く惹かれました。

その時「いつかこの町に住んでみたい」と思ったのが最初のきっかけです。それで、彼女に相談して、1年間弟子屈町で暮らしてみることにして、、MISATOを見つけました。

3. 弟子屈で暮らしてみて

感想として最初に浮かぶのは、、、人との交流が増えたことですかね。大阪での社会人生活を振り返ると、あまり初めて会った人と交流する機会は少なかったように感じます。というのは、普段の生活が自宅と会社の行き来が中心だったということと、自分自身あまりコミュニティのような場所に行く機会がなかったなと思っています。
 一方で、MISATOにいると国内外問わず本当に色々な方と話す機会があります。お客さんはもちろんのこと、町民の方や、事業の視察で来る方々など、大阪にいた時と比べると新しい出会いが増えたなと感じます。大阪よりも圧倒的に人口が少ない町なのに、以前より交流が増えたと言うのは不思議に感じています。

4. プロボノスタッフとしての滞在

ゲストと交流する直太郎さん


感想、、いっぱいありますが、MISATOにいると、ローカルな情報に沢山触れることができます。さっきの質問にも通ずることですが、MISATOには地元の方含め、色んな人たちがきますので、たくさんの情報が入ってきます。私が助かったと感じたのは、アルバイトがスムーズに見つかった時です。美里で出会った方に紹介して頂いて、今は2つのバイトを掛け持ちしています。もし一人暮らしをしていたら、そんなにとんとん拍子で進まなかったと思っています。
あとは、MISATO以外にもペンションBiraoさんで開催される摩周英語クラブや、ubusunaさんであったり、そういったコミュニティで人と話したりするのが今はとても楽しく感じでいます。

5. 休日の過ごし方

ドライブとギターです。
大阪からこっちに来る時にアコースティックギターを持ってきましたので、屈斜路湖を眺めながら弾いて過ごすのが好きです。本当はベースを持ってきたかったのですが、アンプが車に入らないので、アコースティックギターにしました。車の運転も好きなので、よく音楽を聴きながらドライブに出かけます。あと、最近は空いた時間に「国内旅行業務取扱管理者」という資格の勉強をしています。いつか役に立ったらいいなと思いながら勉強しています。

愛車のVolkswagen Golf Mk2でドライブに出かける

6. 弟子屈のお気に入りスポットは?

直太郎さんから入手した写真

お気に入りのスポット、、、ベタかもしれませんが、、屈斜路湖です。
砂湯は観光客の方がいますので、別の場所を探していたところ、良いところを見つけました。川湯方面から屈斜路湖沿いの道路を進んでいくと、湖畔に階段のようになっているところがあって、そこはあまり人も来ないのでお気に入りです。この写真ちょっとイキリ過ぎちゃいましたが、本当にいい場所なので。

7. 好きな音楽・映画について

弟子屈でも寅さん上映会を企画し開催予定の直太郎さん

Zappっていうバンドをよく聴きます。音楽は70~80年代のFunkやSoulなどが好きです。グルーヴのある音楽というか、そういった音楽をよく聴いています。ドラムとベースが巧妙に混ざり合っていて、何よりカッコよくて。自然に踊りたくなるような音楽です。親父がそういった音楽を聴いていたので、自分も影響を受けているんだと思います。映画は、、、これも親父の影響ですが、「男はつらいよ」です。寅さんが好きです。昔よく親父が見ていて、自分は見たくなかったので「チャンネル変えてや」なんて言っていましたが、今は私が同じことを親に言われています(笑)寅さんから学ぶことは本当に沢山あるんです。

8. 弟子屈でやってみたいこと

いっぱいありますが、、前から思っていたのは登山です。西別岳、摩周岳とか、弟子屈だけでなく、阿寒や知床の山もチャレンジしたいです。とにかくここに滞在している間に、自然と思いっきり触れ合いたいと思っています。1年という短い期間ですので、今まで体験したことないことに挑戦したいです。でも、まずは、MISATOのスタッフのみんなと一緒に藻琴山から挑戦したいと思います。

インタビューの3日後に摩周岳を登山する直太朗さん

9. 弟子屈 10年後の未来予想

これからも日本は少子高齢化が加速していって、人口減少も止まらないですよね。過疎化していく町も増えていく中で、願いも込めていますが、弟子屈はそうはならないと思っています。ここにきてまだ数ヶ月ですが、他の町よりも若い人たちが挑戦している印象があります。移住してくる方も増えています。市街地には複合施設が建設されますし、観光についても、これから川湯の温泉街が生まれ変わっていったり、宿泊施設が増えていく現状を見ると、弟子屈全体で新しいステージに突入しているんだなと感じます。人を引き寄せる弟子屈には明るい未来が待っていると思います。

10. これからのプロボノスタッフへのメッセージ

言葉で説明し尽くせないほどの魅力がある弟子屈ですが、短期間でも住んでみたいと感じたら、MISATOのプロボノスタッフをお勧めします。
本当にスタッフの方も優しく親切に接してくれますし(笑)こちらの生活に馴染むためにサポートを適度な距離でしてくれるので、気を使いすぎないでいられます。




おまけ1. 〜優しいスタッフは誰ですか?〜

徳永かおりさんです。

おまけ2. 〜次のスタッフを指名してください〜

摩周バスサウナを担当しているりょうさんでお願いします!


直太郎君、今回はありがとうございました。
また1年後、旅立ちの際に是非質問させてください。

文章•写真 高山七海

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