絵本のコンペに出し続ける理由(ワケ)

絵本のコンペに出し続ける理由、
それはズバリ!大賞をとって、絵本の商業出版をする為!!

初めて絵本のコンペに出したのが2017年。
その時にいただいた、
「第34回 日産童話と絵本のグランプリ 絵本部門佳作」が
引き金となり、
絵本コンペを検索しては、スケジュールに書き込み、
締め切りまでに絵本を描きあげては出す、
という日々が始まりました。

「絵本、描いてもいいんだよ」
と背中を押していただいた様な気持ちに包まれながらも、
一番のエネルギーになっていたのは、
息子に、「夢は諦めなければ叶う!」という事を見せたかったのと、
何より、自分自身がその言葉を証明したかったのです。

最終的には、
絵本を世にたくさん出して、
国内外の子どもたち、親御さんたちに
絵本読み聞かせ、ワークショップ 、原画展の旅をして行く、
そして、みんなでワクワクの輪を広めていくのが目標です。

あの日、、、東日本大震災が起きてから、
「絵を描いていて良いのだろうか。」
「絵で一体何ができるのだろうか。」
と、ペンを持つ気力すらなくなった時期がありました。

子どもの頃から、「自分が生まれた意義」だとか「使命」だとかを
度々考える方でしたが、
この時ほど、「私ができること」を考えた時はなかったかもしれません。

それから月日は流れ、
子どもを授かり、また一人授かり、
とある絵本作家さんによる絵本読み聞かせに行った時の事です。

これまで子連れで行ってきた
どの絵本読み聞かせとも、もう、始まる前の空気から違うんです。
会場にいるどの人からも、
ポッポ、ポッポ、湯気が立っているようで
文字通り熱気に包まれているんです。
ご本人が登場しただけで
ご本人が絵本の一言目を発しただけで
子どもも大人も、そして私自身も、拍手大喝采!!

もう、、、なんだか夢の中にいるような感覚で、
胸が熱くなり、目頭も熱くなり、
気づけば涙垂れ流しで、むせび泣いておりました。

「これだ!!!これがやりたいんだ!!!」

沢山の子どもたち、大人たちが、
絵本を読み聞かせしているひとときにワクワクして、
読後も、じんわりと幸福感に包まれるような
作品作りをしていきたい。

そのための、まずはの第一歩を踏み出すために。


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