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学校や英会話教室ではダメなのか?

プロに英語を習う事は良い面も悪い面もあります。特に私は悪いイメージは持っていないのですが、「お金の面」と「時間の面」からあまり積極的にはオススメしていないです。

もちろん、お金があってインターナショナルスクールに幼稚園から高校まで通えば、学校に任せきりに近い形で英語習得が可能です。ただ逆にインターナショナルスクールに通う事によって日本語のレベルが落ちる可能性があります。学校によっては日本語の位置付けが異なるので少し注意が必要です。将来は海外でやっていくので日本語は必要ないって事なら問題ないと思います。

日本で生活をする可能性がある限り、日本語がきちんと話せた上での英語習得を考えていく方がいいと思います。日本語を捨てる選択肢は子供が小さいうちはリスクが大きくなり、将来日本の高校、大学に進学、また日本の会社で働く事になった場合に大きな問題となります。少なくても子供が日本語に劣等感を持つような状態にならないように親が日本語習得の環境を作ってあげた方がいいでしょう。

さらに英語を学ぶ上で、日本語での基本的な言語形成がない状態だと、英語を学んでもネイティブな環境ではないために英語の熟度が低くなります。少なくても小学校に入る前までは日本語の土台をしっかりと固めてあげる事によって英語をさらに伸ばすことができます。

本題に戻りましょう。まず学校や英会話教室だけの時間だけでは英語習得が難しいことを知ってください。学校や英会話教室は幼稚園や小学生なら、週に1回1〜2時間程度でしょう。まず年間で考えた場合、月4〜8時間、年間でも96時間弱でしょう。これは海外旅行で13日程度の英語接触時間と変わらないです。ご自身の経験から、年2回の海外旅行で英語が話せるでしょうか?まず無理だと思います。頑張って学校や英語教室の時間を2〜3倍にしても大きな変化は見込めないのは、理解していただけると思います。

まずは学校や英会話教室だけに期待するのをやめた方がいいでしょう。また子供のモチベーションや環境を考えた場合、プロの英語の先生に英語を教えてもらっても、海外で通用する英語までレベルを上げれる程のゴール設定をして授業をしている所は数が少ないと思います。よく聞く事として、教室の各タームごとに新しい生徒が入ってきて、簡単な英語を繰り返している所が非常に多いです。仮にカリキュラムが個人ベースで組まれていたとするとインターナショナルスクールと同等にお金がかかる可能性があります。

ではどうすれば良いか、それは簡単で親がやるしかないです。でも英語は話せない方もいるかと思いますが大丈夫です。ネイティブの英語を聞かせながら、少しずつ簡単な所から一緒に英語を子供にインプットする環境を作って行ってあげれば、少なくても学校や英会話教室より早いペースで英語習得ができます。

例えば1日2時間を英語の環境にすると、週に14時間、月56時間、年間で672時間です。それを10年間続けると6720時間です。10年続けている間に子供が英語を普通に聞いたり、話したり、書いたり、読んだりできるようになると1日の摂取時間が自然と上がっていくでしょう。

英会話教室 :年間96時間   → 10年間960時間
自宅英語習得:年間672時間 → 10年間6720時間

一般的に言われる事のひとつに、何かを1万時間程度かけると習得できる話がありますが、英語でも当てはまります。今は簡単に時間だけの話をしていますが、まずはこの圧倒的な時間の差が英語習得の重要なポイントです。簡単にいうと日本語の習得と同じように特別な事をするのではなく、英語も環境を整えてあげると程度の差は出てきますが、確実に英語が使えるようになってきます。

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