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英語は勉強するものか?

幼児期からの英語習得に関しては、英語は勉強ではなく「自然と身に着けるもの」だと思った方がいいかもしれません。具体的に掘り下げていくと3つのフェーズがあります。英語習得が進んでいくと、徐々に勉強になりますが、親がうまく子供の気持ちをもっていく事によって、勉強とは感じることなく高いレベルまで英語力を持っていける可能性が出てきます。

[フェーズ①]英語を無意識にインプット
[フェーズ②]英語のインプットとアウトプット
[フェーズ③]英語のスキル向上

各フェーズを詳しく掘り下げてみていきましょう。

[フェーズ①]英語を無意識にインプット

親が幼児期から子供の英語習得を進めるにあたって、まずネイティブと同じ英語環境を子供に作ってあげる事が重要です。例えば、有名な童話の読み聞かせ、歌の掛け流し、フラッシュカード、テレビ番組などいろいろとできる事があると思います。

その時に重要なことは子供には無意識に英語をインプットさせることです。間違っても、英語を勉強しようとか、英語の時間だよと言った事は言わない方がいいでしょう。日本語と同じように自然と英語環境を再現しましょう。

まずは毎日30分から始め、徐々に1〜2時間ほど英語の時間を確保し、インプットをひたすら繰り返します。最低でも1年ほど続けていると、子供が英語に反応するようになってきます。子供が日本語に徐々に反応してくるのと同じような事が、英語でもおきます。ここまで来たら、少しずつ子供が興味を持っているものを中心にもっと興味を持たせます。

例えば、私の子供は小さい時「おさるのジョージ」が大好きでした。なので「おさるのジョージ」に関連することは全て英語環境を作りました。そうすると自然と日本語、英語は関係なしに好きなものとして英語でインプットを繰り返します。そうすると英語の理解が高まってきます。

[フェーズ②]英語のインプットとアウトプット

インプットに関してはフェーズ①の時間を少しずつ拡大していきましょう。基本的には読み聞かせ、掛け流しを中心として、子供が興味がありそうなものを中心に選んで、子供の興味を英語で深掘りしてあげましょう。

そして少しずつアウトプットを促し、語りかけをします。1年も英語を聞いていると自然と英語のアウトプットができている場合もありますが、もしアウトプットが自然とできてなくても慌てないでください。少しずつ語りかけをしてみましょう。語りかけは本当に簡単な英語で大丈夫です。例えば、子供が恐竜に興味を示す場合、絵がいっぱいの図鑑等をみながら、下記のような簡単な中学英語で話しかけてください。
-Which dinosaur do you like?
-I like this dinosaur. How about you?
-Which dinosaur is strong?

始めは上手に返事をしない時もあります。そんな時は気にせずに親が答えを言ってしまってもいいと思います。親の練習も必要かもしれませんが、恥ずかしがらずにやってください。恥ずかしがると子供も恥ずかしがるので、絶対に自然とやってください。

アウトプットができるようになってくると、興味のあるものを少しずつ説明しはじめます。何を言ってるのかわからない事も言いますが、正すのではなく、一緒に会話を楽しみましょう。

[フェーズ③]英語のスキル向上

ここまでくると英語は生活の一部になっています。少しずつ英語のスキル向上を目指していきましょう。スキル向上といっても文法とかではなく、ネイティブの子供が英語を学ぶのと同じように、フォネミック・アウェアネス→サイトワーズ→リーディングフルーエンシーと進めていくのがいいでしょう。日本で生活をしながら英語力を最大限に高める方法はリーディング力を高めるのが最短の方法です。このフェーズは長い道のりなので、別で細かく説明できればと思います。

英語習得は時間がかかりますが、急がずに進めていく事によって確実に身についていくので根気よくいきましょう。

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