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ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その四

三年くらい前から、毎週、NHKのバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」を欠かさず夫婦で見ています。

放送の翌日に、録画したものを見ています。お昼ご飯を食べながら見ることが多いです。わたしは、チコちゃんと岡村隆史さんが、仲良くスタジオに飛び込んでくるオープニングが好きで、あるとき、番組を見ながら「これ、チコちゃんと岡村さんが、ほんとに仲良さそうでいいな」と言ったら、夫が「じゃあうちもやってみよう」と、一緒に真似してくれることになりました。

動画を巻き戻して一時停止し、テレビから少し離れて態勢を整えます。当時はまだ「ソーシャルディスタンス」は無く、岡村さんとチコちゃんは手をつないでいました。わたしたちも手をつないでスタンバイし、岡村さんとチコちゃんが走り込んでくるタイミングで、一緒にテレビの画面に向かってスキップしました。なんという楽しさ。以来三年間、番組を見るときは、必ずこの「オープニングの儀式」をするようになりました。

何十回と続けるうち、決まったフォームができてきました。体をかがめて力をため、番組開始ともに飛び上がって、全力で画面に駆け寄ります。体調が悪いときは、座ったまま、つないだ手をちょっと振って簡略化する日もあります。

自己紹介のセリフは真似しません。ゼスチャーだけ。わたしが岡村さんで、夫がチコちゃん役です。夫にはなんで? と言われますが、自分でもよく理由はわかりません。五歳の女の子より、自分と同年代の岡村さんの方が、しっくりきたのかもしれません。と書いてみましたが、それも理由になっているのかどうか。

岡村さんとチコちゃんが、再び手をつないでスキップできる日を待ちわびつつ、これからもこの習慣を続けるつもりです。

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