借金を打ち明けて3週間経ちました。
こんばんは。工員Dです。
月末の給料をゲットした僕は、その全額をATMで引き落とし、親に渡しました。借金を両親に打ち明けてから1回目の給料。
『ここから始まるんだ、僕の戦いは…』…なんて、1㍉ほど、物語の主人公にでもなったかのような気持ちになったりしましたが、なんてことはない。僕はギャンブルで多額の借金した金銭感覚の狂った人間で、オブラートに包まず言うなら、【クズ】
それが、やっと少し正気を取り戻しただけなんですよね。
でも、先の見えない地獄の底から這い上がるため、一歩進んだことは、本当に心から嬉しいです。状況はさほど変わっていないけど、心境は全く違います。今はただ、前向きに。でも額が大きいので、いきなりゴールを意識し過ぎないように、ただ返済を滞りなく行う。それだけを考えていきたいです。
借金を打ち明けてから、3週間。はじめの2週間くらいは毎日のように両親にボロクソに言われ、僕の精神はかなりすり減っていました。しかし僕の借金なんて露知らずだった両親の精神はなおさらすり減っていたと思います。我が息子がまさかこんなことに…と。完済までの時間、僕の心は当然のこと、両親の心の何割かをも借金が侵食する日々が続くと思うとかなり罪深いことをしてしまったと思っています。
打ち明けてから3週間経ち、両親も少し前向きになって来たように思います。心の中では色々思うところはあると思いますが、もう一度だけ、息子を信じようと覚悟を決めてくれたんだと思います。現在は打ち明けた当初のように借金について色々と言われることが無くなりました。
また、僕の生活も少し変わりました。土日は部屋に引きこもりネット競馬をするか、コロナ流行以前はパチンコをするかしかなかったのですが、今は半ば強制的に釣りに連れて行かれたり買い物の手伝いをさせられたり、家事をさせられたり、甥っ子の子守りをさせられたり…etc…
させられたりと書きましたが、感謝しています。これがギャンブルにハマっていない、ギャンブルをしていない僕の生活なんだと思うと、なんだか嬉しくなるんです。これはギャンブル依存症になって、立ち直りたいと思った人でないと分からない思考だと思います。
あぁ…自分は今、普通の人の生活ができている…
甥っ子を両親と囲んで、笑い合う時間が、たまらなく愛おしい時間に思えて、また、純真無垢な甥っ子を見ているとなんだか分からないけれど、凄く心が震えたというか…なんだか泣けてきて、ちょっと危なかったです笑 最近マジで涙もろいです…
そんなこんなで、僕の薄い給料袋からさらにうすーい何人かの諭吉を授かり、僕の財布も少しだけ潤いました。大事に大事に使っていきたいと思います!
まだまだ始まったばかりですが、ようやくリスタートを切れたかな、と打ち明けて3週間目にして思ったというお話でした。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!頑張っていきます!
2020.5.30 工員D
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