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これからの街づくりの方向性を考えた(まず環境づくりから)その1

コロナ禍をきっかけに輸入がストップし、石油や品物が値上がりするなどの現象が起きた。日本は資源のほとんどを海外に依存している状況が浮き彫りにされた。
例えばウッドショックは海外の木材が自国で消費され、日本に回ってこなくなった事や、輸入がストップした事などの影響が木材不足を招いた。国産材はどう言う状況かと言うと、価格の安い輸入材に押され担い手も減り流通量も減少していた。
国内で安定した資源を得るために、この様な事態が起った原因を見直す必要性があるのではないか。わざわざ遠くから資源を輸送費を使い時間をかけて運ぶ必要性はあるのだろうか?地域で賄えば輸送費も時間もかからないし、環境にも優しく新鮮な物が安定して手に入る。都会に暮らしているとわからないが、地方ではすでに地域の特色を活かし地産地消の取り組みが行われているところがある。これをふまえると都会であっても地産地消の流れは無視できない。それにはまず環境作りが大切だと考える。

川の現状

都会の川の現状は「汚水処理された水」「海水」「湧水」の3種類でできている。
都内の下水道はほとんど「合流式」で汚水処理場は雨水と汚水を処理している。ここで問題なのは大雨が降ると汚水処理場の水が「オーバーフロー」(溢れ出る)するので未処理の汚水が流れ込み川が汚れる事だ。そしてそれが海にたどり着き魚が食べその魚を私達が食べているのが現状だ。

大雨の後は未処理の汚水がそのまま流れ川に漂い悪臭を放っている

川をきれいにするためには?

問題を解決するためには地面が雨水を吸収する事だ。その方法としては単純にアスファルトやコンクリートをはがし土を露出する事でそれは可能になる。

⭐︎地面を土にするメリット
・雨を吸収する(川がきれいになる)
・作物を育み収穫できる(家庭菜園)
・空き地で子供が遊べる
・街に余白がうまれ緑が増える
・動植物にとっても優しい環境(生物多様性)
・ヒートアイランド現象の緩和
・花粉や粉塵等が土に付着(空気の清浄化)
・騒音の緩和

まとめ

土を露出する事で「緑の余白」がうまれ「川の水がきれい」な状態になる環境作りをする。それが都会における環境づくりの第一歩だと考える。




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