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ハイブリッドな乗り物!電動アシスト自転車は車・タクシー・バス以外の有効な移動手段となるか?!


沖縄県北部にあるヤンバルの森で有名な国頭村へ行ってきました。この地域は村営バスが1日何便かしか走っておらずタクシーもほとんどない地域でした。普段から車を運転しないため「車を使わずにどうしたら目的地へ行けるのか?」「何か他にいい方法はあるのか?」など旅先で感じた事を記事にしました。

【現地での予定】
1日目 辺土名〜ホテル
2日目 ホテル~辺土名~辺戸岬~大石林山~辺土名~ホテル

2日間とも村営バスをフル活用しての移動でした。大石林山までは順調だったのですが、帰りのバスに乗るためのバス停(地図にあるはず)がどんなに歩いても見当たりませんでした。
時間に余裕があったので海沿いのバス停があろうと思われる道に向かって歩き出しました。1時間くらい歩き屋根がありバス停らしき場所にたどり着きました。
しかし、バス停の看板がさびれていて、本当にここで良いのかと言う不安にかられました。役所に問い合わせたところ村営バスの運転手に伝えてくれるとのことで安心してバスを待ちました。2時間以上待ちようやく乗車、辺土名へたどり着きましたが、乗り換えのためバスを1時間以上待ち、そこからバスに乗り1時間でようやくホテルに到着。なんとか目的地へ行けたものの、さすがに疲労困憊しました。

3日目 ホテル~ヤンバルクイナ生態展示学習施設~ホテル(am)
    ホテル~安田共同売店~海岸~灯台~ホテル(pm)

前日まで忙しいスケジュールだったので、この日はホテルにある電動アシスト自転車をレンタルしてホテル周辺を散策することにしました。ホテルで説明を受け簡単な地図をもらい午前中はヤンバルクイナ生態展示学習施設へ行ってみました。はじめての土地でのサイクリングはワクワクとドキドキでした。サイクリングをしながら風を感じたり、花のいい匂いがしてきたり心地良さと快適さを感じました。ヤンバルクイナのクウ太くんの見学を終え、いったんホテルに戻り午後から安田地区へ行きました。地図と道路の標識を頼りに安田共同売店に無事到着。買い物をしながらお薦めのスポットをお店の人に聞いてみました。近くに灯台があると言うで行ってみる事にしました。急坂でしたが電動アシスト自転車だと、案外楽に登る事が出来ました。途中の景色も楽しみながら灯台に着くと美しい海と安田地区が一望出来るとても素敵な所でした。途中ビーチでのんびりしたり、思わぬ発見をしたり自由気ままに過ごす事ができとても充実した1日となりました。翌朝ホテル周辺をサイクリングしているとヤンバルクイナに出会いました。何羽もいて思わぬ出逢いに感激しました!

宿泊中に沖縄を電動アシスト自転車でまわっている団体客が宿泊しました。翌朝そのうちの一人に話を聞いたところ、沖縄を1週間で回ることができるとのことでした。ホテルの人も電動アシスト自転車をレンタルしてホテルから辺戸岬まで行く強者の宿泊者もいると言っていました。坂道も長距離も電動アシスト自転車はラクチンです。自分の好きな時に好きな場所へ行ける、ものすごく可能性を感じました。そこで車、タクシー、バス以外の有効な選択肢になるのではないかと考えまとめてみました。

【電動アシスト自転車のメリット、デメリット】
〇メリット
・ハイブリッドな乗り物として移動に使える(人力+モーター)
・まちおこし(利便性の改善により観光客、移住者の増加)
・自然が感じられる。(風、光、香り)
・環境に優しい(排気ガスが出ない)
・交通事故の減少(ヤンバルクイナ、動物含む)
・自由度が高い(好きな時に好きな場所へ行ける)
・色々な人が楽しめる(免許不要)
・自転車より遠方へ行ける
・レンタカーより料金が安い

〇デメリット
・雨の日に困る
・車よりパワーが無い
・体力やその日のコンディションに左右される
・充電が必要

【誰もが利用しやすしくなるためにどうすればいいか】
・電動アシスト自転車のレンタル先の設置(役所、宿泊先、店舗等)
・電動アシスト自転車用のサイクリングコースの地図の作成(はじめて訪れる人でもわかりやすいもの、時間と走行距離などの目安も掲載)
・サイクリング用の看板、標識の設置(地元アーティストが作成する地元のイメージを大切にしたインスタ映えするデザイン性のあるもの)

この件に関してはよそ者がとやかく言うよりも、大切なのは「地元の人の財産になる事」なのではないかと思います。地元の人達が携わる事により、愛着が湧くし自信や誇りに繋がるのではないかと思います。
そして、これは交通の不便な地域に共通する問題ではないでしょうか。観光客に限らず生活している人達(車を運転出来ない人、子供、高齢者、免許を返納した人等)の利便性が改善されると住みやすい環境となり、同時にワーケーションでの利用者や移住者も増えるのではないかと感じました。車に依存しない多様性のあるまちづくりが必要な時代なのではないでしょうか。

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