昼の後悔、先立たず
後悔していた。
深夜にコーヒーを飲むと、翌日体がバキバキになる。この擬音はもちろん良い意味ではなく、体中痛くてバキバキという意味だ。
昨日の迂闊さを呪うが、飲みたくなったものはしょうがない、と自分に言い聞かせる。
飲んだのは、とても軽い、めちゃ甘なミルクコーヒーを半分ほど。飲んだ時間がアレだったのか。風呂上がりのコーヒー牛乳と称して、22時30分に飲んだのが悪かったのか。
でも、昨日は飲まなければならない理由があった。今書いている小説が、波に乗っているのだ。自分の創作意欲の浮き沈みからして、ノリに乗っている時に書けるだけを書かなければならない。その波を捕まえるため、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけカフェインを入れようとしたのだ。
結果は、あんまり思いつかなかった。
バキバキのし損である。
ともあれ、今はこのバキバキに耐えなければならない。マルチビタミンぽいゼリー飲料を飲み、体に栄養を与えてなだめる。昨日少し無理したツケは、今日取らなければならない。
にしても、ミルクコーヒー半分でこれとは世知辛い……そんなことを思ったりもした。
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