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夏至によせて(おもに蟹座の話)

2023/6/21 23:58頃 夏至

夏の始まりを告げる夏至。占星術においては蟹座サインに太陽が移動するタイミングです(季節の分類では蟹座/獅子座/乙女座の3つが夏のシーズンにあたります)。
蟹座は牡羊座から始まったサイクルのはじめの終着点である水のサイン。それまでの3つ、牡羊・牡牛・双子をまとめる段階です。

蟹座と聞くと硬い殻を連想してか、頑固さを思い浮かべがちかもしれませんが、反対にとても大らかでやわらかい性質をもちます。
境界線をうすめて融合を図る水のエレメント。支配星は刻々と満ち欠けを繰り返す月。月は体調や気分(feeling)の象徴で、生理的な心身の保全欲求を司ります。寛大さや信仰の象徴・木星が高揚するサインでもあります。

揺れ動く素直な心をもちながら、信頼を向ける対象にはとにかくひたむき。リスクをものともしない勇敢さも蟹座の特徴です。逆に言えば「対象外」には防衛心が過剰に働きやすいともいえますが。

蟹座のキーワードのひとつに「成長」がありますが、蟹座的成長とは自己の領域を守りながら拡大し続ける、というニュアンスです。

ひとつ前の双子座の段階で得たたくさんの接点の中から共鳴するものを持ち帰り、自分の城を築いていく段階にあたるのが蟹座。
この城は柔軟に変化しながら増築を続けます。ちなみに、私の城かっこいいでしょう?とお披露目したくなるのは次の獅子座の段階です。
現在は蟹座に太陽、獅子座に金星火星が滞在しているので「城の増築とお披露目」どちらも力を入れたいタイミングと言えます。

あの人は変わってしまった、と複雑な心境で他者を見るとき、さみしさの裏側には変化を起こした人を羨む感情が隠れているかもしれません。
それは同時に、自分の中に眠っている変化への渇望を認識するきっかけともなります。

「自分はずっと変わらない」もしくは「変わりたくない」と思っていても、ふと触れた情報や出会った人・コミュニティによってみる世界が途端に変わってしまうことがありますが、蟹座的に捉えるのであれば「変わってしまう」という言い方を「成長する」に置き換える鷹揚さを意識したいところです。

特に双子座に水星が滞在する27日までは、この「世界を途端に変える」物事との出会いに追い風が吹くとき。この時期はできるだけ怖がらずに新たな接点を持とうとする姿勢が吉です。

※ただし、妄想(考えすぎ)からの意固地さ、といった言葉が浮かぶ配置も。客観的に事実を把握する冷静さも意識するとよいかと思います。
(27日頃をピークに水星×海王星スクエア/火星×天王星スクエア:不調和相が同時形成)

ここから7月上旬にかけて、蟹座を進行する太陽は魚座に滞在中の土星・牡牛座に滞在中の木星と調和的な三角形を形成します。
「共有(シェア)することの心地よさ」「いつもの範疇を超えたところにも親しめる領域があること」をメッセージとして示しているようです。

ふとした瞬間に湧きあがる、なんかいいな、と感じるもの(人に限らず、組織や考え方etc)。
なぜそれに惹かれるのかの理由が導き出せなくても、自分の内側にある「大切なもの」のどこかと共鳴していることは確か。

それらは理屈では説明がつきにくいものですが、わからないものはわからないまま置いておき、直観を信じてみるのもたまにはいいのでは?
普段結果を出すことや根拠を求めることに尽力している人は特に、このような蟹座的感覚を意識できるとよいのではないでしょうか。

以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
素敵な夏をお過ごしください🎐

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