ウラカワワタル

シフトブレインという制作会社でプランナーしてます。 日本大学芸術学部放送学科卒業。85…

ウラカワワタル

シフトブレインという制作会社でプランナーしてます。 日本大学芸術学部放送学科卒業。85年生まれ。おせっかいおじさん。

マガジン

  • ぼくのまなざし

    【ぼくのまなざし】とは、プランナーであるぼくや、ぼくの周りのひとたちが、日頃抱える『悩み』や『困りごと』に対して『こうしたら(少しは)よくなるんじゃないか?』という具体的な対策を企画し実行してきた軌跡をまとめたものです。

  • 【なんでだろう】気になるコトバたち【調べてみるぞ】

    生活していて「なんでそう言うんだろう?」「どこからきたんだろう?」と疑問に思った言葉を調べてます。 PS.小学館の百科事典、おまえ最高。

  • ウェブプランニングの技術でパニック障害と向き合う

    ※ここに書いているのは、僕の中にある『パニック障害』との経験談で、医学的な証明に欠けることばかりだと思います。まず症状に悩まれている方は病院へ行くことをおすすめします!僕はこれを書くことで、これまでの戦いについて、ひとつの区切りを付けたいと考えているだけなのかもしれません。あくまで個人的な活動なのです。

最近の記事

記事を書きました。ブランディングをはじめとするあらゆるクリエイティブを行う時に大切しているヒアリングの心構えのような内容です。 https://note.com/shiftbrain/n/n99c1de78720b

    • 座談会しましたっ https://note.com/shiftbrain/n/n1213381e6c32

      • 無垢がみそ

        無垢なものにあこがれる。 作られすぎていないもの、自由なもの、他人の目を気にせず、伸びやかで、健やかなで、あたたかで、やわらかく、それでいてしっかりしてて、すこしさびしげなもの。 決して難しくないもの。 かんたんにみえるもの。 かんたんにみえるのに、複雑で、 それでしか表現し得ないかたちになっているもの。ぼくは憧れる。 あさ、雨降る登園の道中で、むすめが踊る。 「みて、これがトラ!」はいはい。 「んで〜これがちょうちょ!」あらー。 短い手足をせいいっぱい伸ばしたり

        • しまったか、消えたか、のどちらか。

           久々に実家で過ごしていると、物の場所がわからない。  朝、目玉焼きをたべるのに箸がほしかった。キッチンにあるぜんぶの収納を開けて見たがなかった。しかたなく、フォークで食べた。  自分の家には【あって当然のもの】もない。 ボールペンや鉛筆、付箋、ウェットティッシュ、ハンドクリーム。 以前実家にもあったそれらも、いつのまに、まったくない。 (実家に帰って、どこに何があるか分からなくなったら、本当に自立したということなのかもしれないなぁ) 綿棒を探しながら思った。 耳の中

        記事を書きました。ブランディングをはじめとするあらゆるクリエイティブを行う時に大切しているヒアリングの心構えのような内容です。 https://note.com/shiftbrain/n/n99c1de78720b

        マガジン

        • ぼくのまなざし
          2本
        • 【なんでだろう】気になるコトバたち【調べてみるぞ】
          2本
        • ウェブプランニングの技術でパニック障害と向き合う
          2本

        記事

          すぐきえるもの

           夢に死んだじいちゃんが出てきた。一緒に埼玉の伊奈の釣り堀に来ていて、金魚を釣っていた。いや、釣っていない。全然釣れなくて、暑くて、二人で釣れないねぇと話しながら、じっと金魚がかかるのを待っていた。  途中、堀を挟んで向かい側に座っていた親子が、釣り堀の中に落ちた。子供は首まで水に浸かってびしょ濡れで、すこし気持ちよさようだった。子供は笑っていた。父親もはじめ煩わしいような顔をしていたが、すぐに大笑いした。釣り堀にいる皆、それを見て、にこやかに笑った。  自転車で帰った。

          すぐきえるもの

          ゆっくりまわるきおくのわ

          先週に引き続き、混んでいる病院に来た。 前回並んだ経験から、どれくらいの時間待つかを体感で掴んでいたので、読書が捗った。そのせいで、30分くらいで持ってきた読みかけの本が終わってしまった。 暇なので辺りを見回していると、先日おじさんに怒鳴られていた受付の女性の髪型が変わっていることに気がついた。多分カラーも変わったようだけど、前の色を注意して見ていなかったので、想像の域を超えない。病院という職場で許される、めいっぱいの明るさを帯びた、綺麗な栗色だった。 定期的に坊主にし

          ゆっくりまわるきおくのわ

          ひかるスクリーンを観てる

          昨晩は仕事関係の人たちとご飯に行った。 翌朝どっと疲れていた。 朝布団の中で、結婚する前は週の半分は誰かと何処かに遊びに行っていたなと思い出す。 よく行っていた練馬のカウンターバーやダイコン料理のお店、中目黒の気取らないイタリアン。 みんなまだあるのだろうか。 調べればわかるけど、もう少し布団に横になり、からだをあたためながら休んでいたかった。二度寝したら、大きな木の根になる夢をみた。 息子とスラムダンクを観に行く約束をしていたので行った。観るのは2度目だったが、楽しめた

          ひかるスクリーンを観てる

          越境の兄弟

          今日は息子が友達の家に行くと言うので、手ぶらは良くないだろうと思い、朝スーパーに一緒に行って、袋菓子をいくつか買った。娘も連れて行った。 帰り道、娘が公園に行きたいとぐずったので寄った。ブランコ、滑り台、鬼ごっこ、かくれんぼ、一通りした。抜けるように空が青くて気持ちがよかった。天気もよく、暖かかった。空気が、春のそれだった。くしゃみが出た。いいようなわるいような。 昼にNetflixで『ミナリ』をみた。とてもよかった。物語としての「大きさ」がとてもよかった。自分の欲してい

          逃げているのか?追いかけてるのか?|日記

           朝5時に起きる。一階に降りて、コップ一杯の水を飲む。寝巻きから上下ジャージに着替え、玄関に腰を下ろして、靴紐を結ぶ。まだ強烈に眠いし、外も寒い。こんなときは、体がベルトコンベアーに乗って、自動的に動かされていると錯覚するように、玄関の外に出る。 そうして僕は走り始める。 「パパはなんでまいにち走ってるの?」 このまえ、毎日走りに行く僕に、息子が聞いてきた。 「体にいいからだよ。あと気持ちもいい。」 「え、何か追いかけてるの?」 「そうかもねぇ」と僕は答える。 そして

          逃げているのか?追いかけてるのか?|日記

          大事ではないとされたものの気持ち。

          下北沢の街はひどく冷たくて、皆×0.95ぐらいの大きさに縮み上がって足早によく舗装された道を滑っていく。帰りにげんちゃんと油そばを食べに行った。何が食べたいと聞いたら油そばだとげんちゃんが言った。 お昼にラーメンを食べていたが、まあ良いかと思った。油そばは油そばであって、ラーメンではない。何も言わずに店に入って、あまり深く考えずに大盛を注文してしまった。帰りの車内で激しく後悔した。 朝は電車の中で倒れてしまった。久々にパニック発作を起こして、呼吸困難になり、酸欠で倒れた。

          大事ではないとされたものの気持ち。

          技術的な笑顔|日記

          朝から病院に行った。とても混んでいた。受付のエリアには人がごった返していて、整理券を配っていた。僕は114番のカードをもらった。みな入り口で整理券をもらって、カウンターの前に列をなしていた。カウンターの前だけではスペースが足りず、その列は廊下のほうに伸びていて、廊下のどん詰まりまで人が並んでいて、そこで折り返して、また入り口付近まで人が並んでいた。入り口の周りには常に人がいて、自動ドアはその人たちを感知していて、ずっと注意深く全開になっていた。だから受付は寒かった。 どうな

          技術的な笑顔|日記

          ちいさな場所での思い出 | 日記

          僕はそのとき賑やかなところに立っていて、そこは下北沢の駅前で、井の頭線と小田急線の改札口のちょうど間のあたりで人を待っていた。 僕よりもずいぶん若い人たちがたくさん通り過ぎていった。みんな上着が明るくて、白やベージュ、赤なんかもいる。そんな中を僕は真っ黒な格好で、歳をとったなぁと改めて実感した。 僕は待ち合わせしていた。人を待つのは嫌いじゃない。だから、よく人を待たせてしまう悪い癖がある。なかなか治せない。 待っているあいだ、とくにやることもなくて、いや、やらなきゃなら

          ちいさな場所での思い出 | 日記

          侘しさとのたたかい|禁煙エッセイ#2

          タバコをやめて、3週間が経った。辞めて2週間あたりから「吸いたい!」という気持ちに襲われることがなくなった。 時たま吸いたくなったら【タバコ 禁煙 】とYoutubeで調べる。 禁煙を成功させた先駆者たちの動画を観ながら (寝つき良くなったのわかるぅ〜)とか (確かになんか色々たべちゃうなぁ〜)とか (えぇ〜10年経たないと癌のリスクって下がらないんだぁ)とか 禁煙あるある調べて、共感したり、優越感に浸ったりしている。 しかし、夜になるとやはり寂しい。家族が寝静まった

          侘しさとのたたかい|禁煙エッセイ#2

          夢の中でタバコを吸っていた|禁煙エッセイ

          医者に言われて、煙草をやめた。(辞めないといかんな)とは思っていたが、医者に「やめろ」と言われると、こりゃ大変なことになるかもしれんと思えてきて、すぐさまやめられた。 今のところものすごい苦しい発作のようなものには襲われていない。朝起きた時、ご飯を食べた時、寝る前など習慣的にタバコを吸っていた時が来ると「あー吸いたいな」とむずむずするが、腕立てをしたり、腹筋をしたり、水をガブガブ飲んだりしていると自然とそんな気持ちも落ち着いていく。 しかし今朝は、やはり無理をしてるのかな

          夢の中でタバコを吸っていた|禁煙エッセイ

          えびにもハサミがあるということ|「ちい」さな「かわ」をみつめて

          子供から教わることがあるとよく言うが、その通りだと思う。 回転寿司屋で、エビにもハサミがあるのだと息子が言った。 「ハサミがあるのはカニだよ、エビは背中を反ってるやつ。手は小さいんだ」 そう私が言うと、そうだけどエビにもハサミがあるのだと言って息子は聞いてくれない。私はそれ以上否定せず「そうかねぇ」と生返事返して、穴子などを頬張った。 家に帰ってくると、すぐさま息子が図鑑を持ってきた。私の母、息子のおばあちゃんが買ってくれた生き物図鑑だ。これこれと息子が指差す先をみると

          えびにもハサミがあるということ|「ちい」さな「かわ」をみつめて

          蒲田の美容室

          妻はわざわざ蒲田まで髪を切りに行く。 結婚前、二人で平和島に住んでいた。妻の会社の近くだった。 仕事が忙しく、深夜タクシーで帰ってくることが多かったので、 なるべく近くに住むことにしたのだ。その頃から蒲田の美容室へ行きはじめた。 彼女はかなりの癖っ毛で、切る人の技量というものが必要なようだ。一度、平和島にある別の美容室に行ったことがある。キン肉マンのウォーズマンみたいな髪型になって帰ってきた。 ウォーズマンだとは口が裂けても言えなかった。ウォーズマン必殺のベアクローで私

          蒲田の美容室