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音楽コラム

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#ソルフェジオ周波数

周波数セラピーとは

バイオリンという楽器は弾くたびに、何度も調律を行います。 その日の湿度と温度に左右されるだけではなく、練習の中で弦を指で押さえ、弓でこする度に、ズレが生じるからです。 人間の体もまた然り。 この地球でさえ常に揺れているわけですから、固定されたものなど、ひとつとして存在しないのかもしれません。 音についてお話をするとき、風鈴に例えることがよくあります。 うだるような真夏の暑さの中、音を聴いたからといって、物理的に温度が下がる訳ではありません。ですが「美しい音」が存在す

私の中の松岡修造(仮名)を手放す

クラシック出身の演奏家の大半は、幼いころから体育会系の練習と根性論を叩き込まれるせいか、大人になっても、限りなく低く設定された自己肯定感に悩まされるというのは、よくある話です。その結果、辿る人生は2択。 自分をいじめるか 他者を攻撃するか 幸か不幸か、わたしは前者となって、DVを始めとした様々な暴力を、数十年に渡り引き寄せ続けた訳だけれど、先日、体のケアをお願いしているRさんから、ニューロオリキュラを受けたところ 「ハートのうしろに、暑っ苦しい情熱の塊みたいな存在がい

本番前に必ず飲むスピリチュアルなお茶3選!

音楽を奏でるとき、意識がふわふわと上にあがっていては、まず間違いなく、弾けない。 音という目に見えないスピリチュアルなものを表現するには、しっかりと地に足のついた現実的な歩みが、自分を繋ぎ止めてくれる。 いかなる状況においても動揺することのないよう、日々の練習を通してグラウンディングとセンタリングを徹底させる。 それはハイポジションを確実に取るために、重心をぐっと下へ降ろすのと似ている。 より高く枝葉を伸ばすために、より深く地中に根を張る。 天に祈りたくなるときは、

バイオリニストのドは高め?528Hzの音を弾いてみた(第3チャクラ)

20年以上前のこと。音楽学校の同級生Mちゃんが、バイオリンとピアノのデュオ演奏会へ行った感想を話してくれたことがある。 「おかしいところは何もないのに、ものすごい違和感を感じて・・・なんだろうと思ったら、バイオリニストの音程が完璧なまでに平均律で気持ちが悪かった」 それはそうだろう、と同情したのを覚えている。 現代のピアノというのは、どんな調の曲も弾ける利点はあるものの(そして個人的には好きな楽器だけれど)音程に関していえば、平均に割っているだけなので、美しくはない。