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音楽コラム

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#レイキ

私の中の松岡修造(仮名)を手放す

クラシック出身の演奏家の大半は、幼いころから体育会系の練習と根性論を叩き込まれるせいか、大人になっても、限りなく低く設定された自己肯定感に悩まされるというのは、よくある話です。その結果、辿る人生は2択。 自分をいじめるか 他者を攻撃するか 幸か不幸か、わたしは前者となって、DVを始めとした様々な暴力を、数十年に渡り引き寄せ続けた訳だけれど、先日、体のケアをお願いしているRさんから、ニューロオリキュラを受けたところ 「ハートのうしろに、暑っ苦しい情熱の塊みたいな存在がい

習慣化するコツ

幼いころからバイオリンを弾き続けてきたせいか、継続することに対する抵抗感はわりに少ない上に、ちょっと体育会系な精神を持ち合わせていたりもして(笑)参考にはならないかもしれませんが・・・ 1. 近い未来に現実的な目標を設定するバイオリンの音をどんなに愛していても、次のレッスン、次の本番がない限り、日々の練習を真剣に取り組み、有意義なものにしていくのは、なかなかムツカシイものです。近い未来に実現可能な目標を設定し、小さなステップを踏む仕組み作りをすることが、とても大切なことであ

作曲するように 言葉を綴る

人生の大半をバイオリンと共に過ごしてきたから わたしの心と音は直結していて、制限がない。 一方 物を書くことは、心になるたけ近い言葉と音 リズムとテンポをさがす、作曲のよう。 どちらの根底にも、目の前の尊い命に対する感謝がある。 この画面の向こう側にいる、あなたへ きょうも ありがとう

蔵という異世界へワープする

練習場として借りている蔵。 となりの公園では、こどもたちが笑い声をあげている。 重い扉を閉めると、しんと静まりかえった空間。 社会との接点から、束の間、閉ざされた わたしだけの心的スペース。

森とつながるブラームス

ブラームスはドイツの三大Bとも称される(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)偉大な作曲家のひとりです。 多くのバイオリニストにとって、特別な存在として位置づけられるブラームスですが、かくいうわたしも、恥ずかしながら10代のころ、恋心のようなものを抱いていた時期がありました。 4月10日のリサイタルプログラムに組み込んでいる、バイオリンソナタ第1番「雨の歌」は、1873年に作られた同名の歌曲のメロディーを第3楽章に引用したことから、この題名で呼ばれるようになりました。 【