星先かおる

福岡在住の主婦・星先かおるです。次女のこずえは、2歳の時に自閉症と診断されました。現在…

星先かおる

福岡在住の主婦・星先かおるです。次女のこずえは、2歳の時に自閉症と診断されました。現在は切り絵作家として頑張ってくれています。 私の方は、こずえの絵の松澤先生(作家名:城戸佐和子)とNPO法人コミュニケーション・アートを立ち上げて、障害のある人たちのアート活動を支援しています。

最近の記事

こずえさんの作品集作り終盤です

11月27日までのみんなのチャレンジアート展も、無事に終了いたしました。 私は会計なので、搬出の時は 小物商品の数を確認するのが仕事です。 種類と数が多いし、予備の商品がある人もない人もいるし、取りに来る人も来ない人もいるしで、時間が短い中で例年どおりパニックになりました(笑)。 そして次の日からは、会計の仕事は後回しして、作品集に取りかかっています。 こずえの絵の師匠と、美術雑誌の編集長さんにそれぞれ文章を頼んでいました。2人ともとても忙しいので、以前からお願いしてい

    • みんなのチャレンジアート展開催中です

      今年のNPO最大の展示会が始まりました。市の福祉課と一緒に実行委員会を作って、毎年開催している『みんなのチャレンジアート展』です。 3日前の火曜日が搬入でした。保護者達が出品する小物商品も多くて、無事に全部並べられるかと心配しましたが、なんとかできました。 もう今年で9回目なので、お母さん達も要領がわかってきて、上手に手伝ったり気を利かしてくれたりして助かります。 毎年、みんなで作るオブジェも無事に完成。タイトルは『○△□まる さんかく しかく』です。 会場が美術館並

      • 読書感想 旅する建築家 隈研吾の魅力

        6月に建築家 隈研吾さんのお話を聞くことができて、建築家としての仕事のすごさと、その人間性に感動しました。「新県美デザインワーショップ」という企画でした。 今回その第二弾があると知って申し込みました。それで、『旅する建築家 隈研吾の魅力』という本を、新たに読んでみました。 空間デザイナーの田實碧(たじつ みどり)さんが書かれたものですが、とても読みやすいです。 隈さんのお父様が個性的な人でした。 建築が好きで、新しい建物ができると家族で見学ツアーに出かけて、その建物の

        • こずえさん 一緒に受付をする

          今日は我が家のことを知らない人にはあまり興味のない話ですが、喜んで(楽しんで)くれる人もいるかもしれないと、書いています。 昨日は市の文化祭でした。こずえと2人で、展示会会場の受付を 担当しました。 私は 例によって適当にやってましたが、こずえさんの真面目なこと! あちこちでいろいろ開催されているので、受付にいると「◯◯の会場はどちらでしょうか?」と他の会場のことを聞いてこられます。 わからなかったら、総合案内を教えればいいんですが、こずえさんは次に聞かれた時のために、

        こずえさんの作品集作り終盤です

          こずえさん がんばりました

          すでに輪島から帰った時のことを書きましたが、今回の輪島ではこずえさんががんばったので、順序が逆になりますが、書いてみます。 最近は、美術館行きや読書の話がメインになっていますが、元々は自閉症のこずえのことを記録する、ということから私の文章は始まったんです。 今回は、きりえの祭典という石川県の国民文化祭の企画の一つです。全国から大人のきりえ作品や小中学生のきりえ作品が集まっていて、見ごたえありました。 その中で障がいのあるきりえ作家3人の作品展示と、それぞれの作家によるア

          こずえさん がんばりました

          輪島からの帰途の話

          輪島旅行に関してですが、帰路にいろいろあったので、報告をします。 タイトル写真は金沢駅の有名な東口ではなく西口です。輪島行きのバス乗場がありました。 以下に文章の間に入れている写真は、輪島で見た子供達のきりえ作品です。 金沢で少しのんびりして、サンダーバードというすごい名前の特急に乗って京都駅に向かいました。 京都駅では新幹線への乗り換え時間が10分しかなかったので、慌てて新幹線ホームに向かいました。 そうしたら、なんと1時間の遅れになっていました。理由は沿線で火事があ

          輪島からの帰途の話

          美術館へ 輪島にて

          一昨日から、こずえさんと石川県の輪島に来ています。 こちらで『山里海里 きりえの祭典』というのが開催されています。 出品もしているんですが、今日はアートライブをすることになっています。昨日は打ち合わせするだけだったので、残りの時間がたっぷりありました。 市内を走るバスもあまりないので、タクシーで動きましたが、近場で輪島を満喫できました。 まず行ったのが、石川県輪島漆芸美術館です。ちょうど、現代の漆芸作家の展示会が開催中でした。 もっと生活に密着した漆器があると想像して

          美術館へ 輪島にて

          博物館へ 古代メキシコ展

          3連休の初日の土曜日には九州国立博物館へ行ってきました。開催されていたのは『古代メキシコ展』です。テオティワカン、アステカ、マヤという3つの文明を紹介していました。 メキシコの中央高原で発展したテオティワカン文明は、紀元前100年から紀元550年ごろまで。その後アステカ文明が、1325年から1521年まで。 その南にあるマヤ地域で発展したマヤ文明は、紀元前1200年から紀元1697年という驚くほど長い年月です。 エジプトのピラミッドのように、それぞれの文明には代表的な 大

          博物館へ 古代メキシコ展

          太田宏介さんの台湾個展

          昨夜遅く、台湾から無事に帰ってきました。 今日は太田宏介さんの初の海外個展の様子を報告します。 台北にある飛行場のすぐ近くにあるノボテル台北台湾国際ホテルという大きなホテルでの展示会です。 台湾の関係者で搬入や飾り付けをされたそうです。 私達が普段するように白い壁に等間隔に作品を掛けるのではなく、作品をあちこちの椅子の上や床に置いて、部屋は薄い布や糸で飾りつけています。 こんな飾り方もありなのか、とホントにビックリしました。 台北にある西日本新聞の支社から取材に来て、

          太田宏介さんの台湾個展

          台湾のお土産と食べ物の話

          台湾3日目は、食べ物の話です。 NPO理事長と来ていますが、彼女が買いたいお土産を決めていたので、店を探しました。 まず台湾カステラの店へ。タイトル写真がそのお店の看板です。ふ~わふわのカステラを、理事長は4箱も買いました。 おもしろかったのは、そのカステラ屋さんの店先には、露天の八百屋さんが野菜を並べているんです。私達は野菜の間の50cm幅くらいの隙間を歩いてカステラ屋の店先に着きました。 次の買い物は、高級茶葉の東方美人という銘柄です。 探しあてた有名なお茶屋さんに

          台湾のお土産と食べ物の話

          台湾と故宮を楽しむ

          今日は予定通り故宮を楽しんできました。 最寄駅で降りてから、タクシーでも良かったけれど、地元の人と同じようにバスで向かいました。 乗れるバスかどうかバス番号をチェックするのに、バスが来る方向を一生懸命見ていたら、バスが後ろから来たので、ビックリ。 台湾は、運転席が左側で、道路は右側走行だったんです。 バスの中では、お婆さんが話しかけてきて「雨が降りそうだから傘を持ってるか」と、片言で心配してくれました。降りるバス停も教えてくれたので助かりました。 バスを降りて、外から

          台湾と故宮を楽しむ

          台湾に来ています

          昨日は我が家から10時間かかって、台湾のホテルにたどり着きました。NPO理事長と2人で来ています。 空の旅は快適でした。 台湾にはMRTと呼ばれる地下鉄がありますが、いつもながら、2人でMRTの場所を探すところからウロウロしました。その前を通ったのに気がつかなかったのです。日本のような広い切符売り場ではなく、こじんまりしていました。 窓口も探して、3日間乗り放題のカードを購入。 改札では、てっきりココと思った黒い面にカードをあてても開きません。その横に縦になってる白い四角

          台湾に来ています

          わたしと宇宙展

          博多駅近くで開催されている『わたしと宇宙展』に行ってきました。 感想は一言「とにかく美しかった」です。いろんな星や宇宙の写真が美しかった。 ISS(国際宇宙ステーション)から見える地球も美しかった。 まずISSに関する情報をサクッと。 世界15か国が協力してつくりあげたもの。地球を90分で1週する周回軌道にある宇宙基地。 2011年に完成して、無重力だからできる実験や研究に取り組んでいるそうです。   次に、壮大な宇宙の話をほんのちょっぴり。 宇宙のはじまりは138憶年

          わたしと宇宙展

          『星先こずえ 切り絵 骨展』開催中

          先日からお知らせしていた『星先こずえ切り絵 骨(ガイコツ)展』が、8月29日(火)から始まりまして、9日目です。 作品に関しては先日お知らせしていたので、今日は開催会場のことを中心に書きます。 旧福岡県公会堂貴賓館という建物で、重要文化財です。 明治43年(1910年に)にできたので、100年以上たっています。 西鉄福岡(天神)駅より、歩いて5分ほどのところにあります。 見ての通り重厚な建物。 これが入口。手前右側には、こずえさんの切り絵展のチラシを貼ってくれています。

          『星先こずえ 切り絵 骨展』開催中

          読書感想 絵本2冊

          気つけば今日は、8月末日ですね。 娘の個展期間中で慌ただしいので、気楽な 絵本を借りて気分転換しています。 今日はその中から2冊の絵本感想です。超有名な 2冊です。 1つは 宮川ひろ作 林明子絵の『びゅんびゅんごまが回ったら』 昔は自閉症のこずえに読む力をつけることに 一生懸命だったので、 文字数やページ数などが気になっていました。 娘にちゃくちゃくと読む力はついていくのが、とても嬉しかったからです。 最近は 絵の方が気になります。 林明子さんの絵は、個性的な絵と違って

          読書感想 絵本2冊

          ガイコツ作品の紹介

          今日から星先こずえ切り絵展が始まりました。 今回は骨(ガイコツ)展ですが、並べてみると、ユニークさにおいては、やって間違いではなかったと安心しました。 こずえさんの物知りと、独自の面白い発想による作品を、いくつか紹介します。 まずは、『鬼灯夜(ほおずきや)』というタイトルの作品。猫のガイコツが着物を着て歩いています。 お盆のイメージで制作したそうで、着物の柄は、ほうずきです。 横にキュウリを背負ってナスが歩いているのですが、奥には金魚も歩いています。  『百年後のサク

          ガイコツ作品の紹介