星先かおる

福岡在住の主婦・星先かおるです。美術館、読書、自閉症の次女の話題が中心です。 次女の…

星先かおる

福岡在住の主婦・星先かおるです。美術館、読書、自閉症の次女の話題が中心です。 次女のこずえは、2歳の時に自閉症と診断されました。現在は切り絵作家として頑張ってくれています。 私の方は、障害のあるアーティスト活動を応援するNPO法人コミュニケーション・アートの理事をしています。

最近の記事

こずえさん グループ展がスタート

昨日から、いつもお世話になっているギャラリー喫茶にて『6人のアーティスト展』が始まりました。 NPOの仲間と今年で4年目です。 いつものメンバーなのて、気が楽だし、搬入もスムーズに終わりました。 いつもながら、6人それぞれの個性があって、誰でもが『誰にも負けてない』という感じです。 ダウン症の青年の絵は、描き方はザーッとしていますが、元気な線に迷いがありません。 横にある繊細な色使いの自閉の青年の絵と対称的だけど、それぞれがいい。 一番大人の絵を描く女性の作品は、いつも

    • 美術館へ キース・ヘリング展

      先週末 こずえさんは、『キース・ヘリング展』に行ってきました。 福岡市美術館で開催されていますが、私はこの暑さの中を電車とバスで行くのは遠慮しました。 こずえが一人で展覧会に行った時には、できる範囲で写真を写してスマホで送ってくれます。 すごくシンプルな太い線で描くマンガのような作品です。 でも一度見たら、忘れられない。 誰でもが描けるようで、誰でも描けない絵、ということかなぁ。 明るくポップなイメージで愛されているキース・ヘリングは「アートはみんなのために」という

      • 長女の手帳の感想

        前回 長女の手帳に関してインスタライブをしたことを書きました。   長女の土曜はじまり手帳を、これまで何年か使っていました。データさえあれば、今の時代は1部とか2部だけ印刷することができるんですね!  これまでは、長女が希望者の数だけ印刷していたのてすが、今年は印刷会社で正式に印刷してもらうことになったわけです。 それで、その使い心地のレポートを頼まれました。 私の場合は、切り絵作家の次女のマネージャーとして利用してる部分が多いのであまり参考にならないと思いますが、以下に

        • 長女の話 インスタライブ

          切り絵作家の次女のことはよく書いてますが、今日は長女の話。 長女が『土曜はじまり手帳』というので、クラウドファンディングをやっております。 応援していただいた人達に、リターンをいろいろ考えていますが、その中の一つに、切り絵作家星先こずえの小物商品のセットというのを作りました。 それを記念して、長女と私でインスタグラムでライブをやろう、ということになりました。 インスタグラムのアイコンさえ知らなかった私ですが、無事に終わりました。 長女の土曜はじまり手帳の理念を広げるた

        こずえさん グループ展がスタート

          読書感想 天才の秘密

          昨日の続きです。 M・フィッツジェラルド が書いた『天才の秘密 アスペルガー症候群と芸術的独創性』という本を、先月読んでいました。主に文学者たちが中心です。 ・・・・・ 『ガリバー旅行記』を書いたジョナサン・スイフト。ダブリンにある寺院の司祭長だったが、昇進できなかった。 人の気持ちを汲むという共感力が 欠けていて、めったに微笑まなかった。 童話作家の ハンス・クリスチャン・アンデルセン 。 彼はその空想癖と落ち着きのなさから 学校生活が困難だった。感覚過敏でした。 『

          読書感想 天才の秘密

          読書感想 若冲誕生 葛藤の向こうがわ

          昨夜のテレビ番組『日曜美術館』では、伊藤若冲の紛失した作品をデジタル再生する苦労が紹介されてました。 1センチ角の四角形が12万個もある作品です。 気の遠くなるように手のかかる独特の作品です。私はそんな若冲作品を観て、彼がアスペルガーにちがいないと思っていました。 そんな労力の要る作品を、若冲は努力して描いたというよりも『描かずにおれなくて描いた』のではないかと思っています。 私は若冲に関する画集や本も良く読みますけど、これまで『伊藤若冲はアスペルガーだ』と書いてある本

          読書感想 若冲誕生 葛藤の向こうがわ

          木根尚登×佐藤竹善ライブへ

          昨夜は久しぶりにコンサートに行きました。TM NETWORKのメンバーだった木根尚登さんと、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんのステージです。 肩に力の入っていない自然体のトークが、心地よかった。兄弟のように、似た雰囲気の2人でした。 優しく暖かい2人の人柄に、ジャズの音楽がからんで、これまでにない雰囲気のステージでした。 歌声も良かったんですが、2人の歌をサポートする3人のジャズの演奏が素晴らしかった。 ベーシストの金澤英明さんは、日野皓正の元バンドメ

          木根尚登×佐藤竹善ライブへ

          博物館へ 大哺乳類展

          こずえさんですが、昨日はあの暑い中を、福岡市博物館にひとりで『大哺乳類展』を観に行きました。 入場料が2000円 したそうですが、いろんな動物の標本や骨格が展示されていて満足の様子でした。 一番印象深かったのは、シロナガスクジラの心臓のレプリカだったそうです。 子供の背丈くらいあったとか。 こずえさんは、骨の作品や珍しい動物をよく描いています。 特に皆さんが名前は知っているけど、実際にはあまり知らない、というのを選んでいます。 次回作は、セイウチにするか、ウォンバット

          博物館へ 大哺乳類展

          図書館の話

          我が家は2週間に1度図書館に通っています。 最近は春日市民図書館に通っていましたが、以前通っていた那珂川市図書館の改装工事が終わったようなので、1年半ぶりに行ってみました。 そうしたら、あまりにオシャレになっているので驚きました。 なんかスタバのように都会的な喫茶店が出来ています。 こずえと『珈琲&ケーキ』を楽しみたかったけど、今回は新図書館の探検を優先しました。 館内は、隈研吾さんが設計したような木材を積み上げたコーナーがポイントです。 メイン通路は、機能的な縦横の

          インスタの本と、私の子育ての腹が決まった時の話

          今日は『インスタで夢を叶えた50人のやり方を1冊にまとめました』という、なが~いタイトルの本の話です。 インフルエンサーの中島侑子さんがまとめた本。 長女が読んでいて面白そうなので、貰ってきました。 インスタでの発信を工夫したり、がんばることで、人生が変わった人達の経験談です。 書いてある皆さんの体験には、共通したものがありました。 ・・・・・ 楽しんで発信すること 自分が本当にしたいことを見つけること 自分に合うテーマを見つけること 自分にちょうどいいやり方を見つけるこ

          インスタの本と、私の子育ての腹が決まった時の話

          美術館へ ロバート・キャパ 戦争を超えて

          6日間 東京滞在して、帰ってきました。 私が子育ての講演を頼まれたのと、長女が手帳をリリースするので、そのお手伝いをしてきました。 東京の知り合いと会えるので、楽しみにしてました。 でもその朝に連絡が入り、歯に菌が入ったせいで顔が腫れてしまったそうで、会えなくなりました。 実はその前日の講演会も、中心者がコロナにかかってしまい、そのことが当日の午前中に分かって、関係者がアタフタと大変そうでした。 急に何が起こるかわかりませんね。 そういうことで急に空いた時間に、東京富士

          美術館へ ロバート・キャパ 戦争を超えて

          美術館へ どうぶつ百景

          6月18日から、お仕事と長女の用件で東京に来ています。 当日はこちらは大雨の予想でしたから、こういう時は、超心配性の夫から 「寄り道せずに急いでホテルへ向かえ」と、何回もラインが来ます。 最終的には、雨は降っていても何もトラブルなく、傘も一度もさすことなく、ホテルにたどり着きました。それを報告してやっと、夫が静かになりました。 しかも、私は抜け目なく、東京駅舎の中にある東京ステーションギャラリーに寄ってきました。ここは、丸の内北口から出て数歩のところにある美術館です。

          美術館へ どうぶつ百景

          読書感想 祖母姫、ロンドンに行く!

          椹野道流(ふしのみちる)さんが書かれた『祖母姫、ロンドンに行く!』を読みした。 すでに80歳を超えていたお婆ちゃんと孫である筆者が、2人きりで ロンドンを旅した話です。 祖母がふと「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。 お姫様のような旅がしてみたいわ」と 漏らしたことから、息子さん達が資金を出しあって実現します。 旅客機はファーストクラス、ホテルは超一流で、そこで働く人達の人間力が素晴らしかった。 ファーストクラスのCAさんからは「大切なのは、お祖母様には何ができ

          読書感想 祖母姫、ロンドンに行く!

          展示会 3番目

          そして最後は、こずえのNPO先輩にあたる太田宏介さんの個展に行きました。今日までですね。 宏介さんは、数年前からお兄さんが専属のマネージャーですから、年に何回も個展を開催しています。 作品もたくさん制作しないといけないので、疲れている感じがして、実は心配していました。 でも絵の先生によると、最近はそれにも慣れてきて、軽い気持ちで描けるようになってるそうです。 成長しているのは、こずえだけではないんですね。誰でも少々辛いと思っても続けていれば、力がつくんですよねぇ。やっぱ

          展示会 3番目

          展示会いろいろ、その2

          続きです。天神では2ヶ所行きました。アクロス福岡で福岡書芸院の展示会が開催中です。 毎年案内をいただくのですが、この2.3年はタイミングが合わず行けませんでした。 書道教室ですけど、展示会はとてもおしゃれです。 たくさんぶら下がってる白い提灯に墨で描いてあったり、古い布や木材も使って、センスのいい展示でした。 やはり、壁面だけの展示よりも、立体の展示があると変化があっていいですね。 明日の10日までです。 ところで、今日はこの展示会場のあるアクロス福岡の建物を外からじ

          展示会いろいろ、その2

          3ヵ所の展示会へ

          NPO関連の展示会に、3ヵ所 行ってきました。 最初に今日は、いつものレグランでの展示を紹介します。 障害のある息子さんは、同じNPOの仲間です。今回はお父さんと2人での絵画展です。 親子絵画展なんてステキですね。 お父さんは、似顔絵や軽いタッチの絵がプロ並みでした。 上のモアイ像は息子さんの作品です。こちらも味があっていいですね。 会場のレグランは、このnoteに良く登場するギャラリー喫茶です。 珈琲もランチも美味しいし、静かな音楽が流れる上品なお店です。 でも

          3ヵ所の展示会へ