旅とコーヒー。コーヒーは旅。
どんな街にもカフェはある。
僕は旅先でカフェにはいる。
個人のカフェは面白い。
こじんまりとしたコーヒースタンドも、レトロな喫茶も。
どんなカフェも面白い。
基本的に国産のコーヒー豆なんてものはないから(少しはあるけど、沖縄とか)その地方の特産ということではないんだけど。
その店のマスターのセンスが光る部分を味わいたい。
技術はそこまで問わない。東京に住んでいたら、上手なラテアートなんていくらでも出てくる。
それよりも大事なのは世界観。
北陸を散歩していたとき。
凛としていて、談笑する雰囲気ではないけれど、静かな空気が心地いいカフェがあった。
そんな場所で、1人ぼーっとすると、世界は優しく回っていて、細かいことはどうでもよくて、お金のあるなしなんか関係なく幸せな気がしてくる。
そんな愛おしい時間が旅の中にある。
僕は元バリスタで、いろんな場所でコーヒーやラテを淹れた。
どちらかというと、客席よりもカウンターの中の方が好きだ。
その街の人が持っている雰囲気が、僕に旅をくれる。
みんなのいつも通りに、外からくる自分を混ぜてくれると、不思議な浮遊感があって楽しい。
またコーヒーを淹れたいな。
そんなことを思う。
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