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【カナダ中学留学娘】高校進学について考える。そして、スキー教室。

カナダに留学中の娘について。
サムネイルの写真はホストファミリーにアイスホッケーの試合に連れて行ってもらった時のものです。
前回は1ヶ月前に書いています。

最近お互いにバタバタしていてあまりコミュニケーションをとっていなかったのですが、高校進学についてちょっと真剣に考えたのでその内容をシェアしたいと思います。

地元の公立高校に進むのはもったいないのか

娘が中学でカナダに留学していると知って、これまでにも何人かに「もう南信州に帰ってくるのもったいないんじゃない?」みたいに言われていました。
この辺の高校に進学するの、もったいないよ、と。

うちの地元の進学校はかなり自由な校風で、制服もないし、校則も全然無くて、髪の毛染めてもピアス明けても全然自由、みたいな感じらしいので、夏に帰って来てから高校受験までの間はなんとか中学生活を頑張ってもらって、あとは地元の高校に行ったらいいのではと思っていました。

余談だけど、夫も地元トップの公立高に通っていて、すごく自由だったといっていました。
わたしはバカ女子高に通ってしまったので、校則厳しかった。
たしかにうちの地元のトップの女子高も制服がないって言っていたなぁ。
そういうものなんですね。
中学では受験勉強もだるいしで、サクッと近所の女子高に入ってしまい、わたし高校時代の環境の大切さを身に染みて感じています。
ガングロコギャルブームの時代だったので、バカな高校はそういう派手な感じの子か、めちゃくちゃ地味な子に分かれていて、わたしは誰にもうまくなじめなかったなぁ。

娘の話に戻すと、ひとまず高校3年は地元の進学校に行ってもらい、日本の歴史とかいろいろを叩き込みつつ、その先の進路を考えて準備したらいいのではと思いました。
その後の進路は、世界中どこから選んでもいいので、高校の3年間で準備して欲しいなと思っていました。

大学はなるべく奨学金付きか、欧州の授業料が安いエリアでお願いとは伝えていました。ドイツや北欧は英語で授業設けられて、留学生でも授業料がただ、みたいなところがあったりします。
アメリカやカナダ、イギリスの場合は奨学金必須ですね。

カナダは才能を伸ばす教育をしてくれる

ところが先日娘が、高校の見学に行ったのだ、というのです。
中学3年生はみんな行くのでしょうね。

そしたら、「すごく良かった。わたしのための学校かと思った」
くらいのことを言ったのです。

そもそもカナダの中学に通うことで、カナダの教育システムの快適さを覚えてしまったようです。

・授業中にお菓子を食べたり早弁してもいい
・姿勢を崩しても何もいわれない
・学校の先生の専門性や知識がすごく高い

とにかく自由な点と先生のレベルの高さが気に入っている様子

そして娘の言う高校の良さとして、

・施設が充実している(中学も既にそうだけど更に)
・必須科目が数学と英語のみで他は選択科目がかなり多い
・自分がやるべきぶんの勉強が終わったら自由に離席して帰っていい
・自分の能力や進み具合に応じて勉強をどんどん進めていい(飛び級がある)

総じて、「カナダは能力を伸ばすための教育をしてくれている!」という言葉が娘の口から出てきたのでした。

わたしの持っていた知識でも、カナダのアルバータ州は教育レベルが非常に高いのだそうです。アルバータ州の高校で高い成績で卒業できれば、世界のトップ大学を奨学金付きで目指せると。

トロント大学やブリティッシュコロンビア大学なんかは大学ランキングでも世界トップレベルです。

しかも娘、ホストマザーには可愛がってもらえているし、
カナダでの生活はストレスがあまりないのか、口内炎が全然できない!と言っていました(笑)
日本での学校生活、けっこうストレスだったのかなぁ。

全然ホームシックにならないんだよねーと。
(ちょっと寂しいような…)

そこで私も迷ってしまいました。

たしかに、日本の進学校は、大学に行くための勉強、受験のための勉強になりがち。
娘の大事な3年間、カナダの高校に行かせてあげたほうがいいのかな?

とはいえ、娘も、絶対にカナダに残りたい!という感じでもなく、とりあえず高校がすごく良かった、という話でした。

なので、
「まだあと半年あるから、よく考えな。どうしてもカナダに残りたいならパパもそれを止めたりはしないと思うよ。
でも、地元の〇〇高校も自由な校風だし、日本の高校も見てから考えたほうがいいかもしれないから、一度夏休みに帰ってきて比べたほうがいいと思う。
それに、日本でも学校以外の時間でやりたいことにはチャレンジできるよ。
あと、ママはあなたがそんなに早く自分の元を離れるのは寂しいな」
という話をしました。

やはりネックはお金…!


その晩、夫とも話をして、やはりカナダの高校に3年間も通わせることにはあまりメリットを感じない、という結論に。

何より学費が高い!
学費100万、ホームステイ代その他100万で年200万×3年で600万円~
たまに帰国などしたら渡航費も…

高校留学向けの奨学金もあるかもしれないけど、うーーーん。
高校3年海外だと、大学もそのまま好きに生かせたら一体いくらかかるのでしょうか(笑)

ただ考え方を変えたら、日本の私立×寮生活とは大きく違わないかなぁとも感じました。
多分入学金諸経費+授業料で年に100万円近くしちゃいますよね。
寮も食事まで入れると月8万円は下らないだろうし。

そう考えたらまぁ、どうしてもといわれて出せない額でもない。
(厳密には私立高校+寮生活よりは100万円くらいは高いかなぁ)

でもその先の大学は奨学金などもらっても生活費の仕送りは必要だろうしなぁ。海外大学はバイトもなかなかできないだろうし。

それに、子どもがあと2人いるので、娘にだけお金かけられないよー(´;ω;`)というのはあります(笑)

わたしたちも節約生活をしなければね、なんて話もしました。夫も、お小遣い減らしてもいいなんて言ってくれていた(神)。

まぁ、そんなあれこれで、「高校も大学も好きにしていいよ」って言って上げられたらいいけど、やっぱり厳しいよねぇ。という結論になりました。

カナダも冬が終わりつつある

娘の住んでいるエリアも、気温が10度近くまで上がる日が増えてきて、信州とあまり変わらないかも?みたいな日が多くなってきました。

「外の雪もだいぶ解けてきたよ。もう冬はうんざりだからよかった」
なんて娘も言っていたけど、天気予報をみるとまだ、マイナス22度まで下がる日があったりもしているので、春はもう少し先かなぁといったところです。

そんな娘、先日学校のスキートリップがあったといって楽しみに出かけていきました。
80ドルかかったそうだけど、いろいろとがっかりしたようです。
カナダに来て一番腹が立ったかも!と言っていました。

どうもまず、ゲレンデ大したことない。というのががっかりポイント1(笑)
長野に住んでていろんなスキー場に行ってきたので、それよりすごいのではないかというイメージがあったんだろうなぁ。
きっとカナディアンロッキー周辺のウィスラーやバンフとかはすごいのだろうけど、ネイティブの人たちはそんなにスキーをしない、というのが現実だった様子。

そして
・吹雪で悪天候だった。
・クラスメイトのスキーの腕前が大したことない。
・無理やりスクールに参加させられ、超基礎の基礎をやらされ続けた。
・リフトに乗らせてもらえず、子ども向けの狭い場所にいさせられた。
・そもそもインストラクターのキャラがおかしかった。

とかなんとか…
結局リフトに乗って滑ることができたのは終了間際の1回だけ。本当にがっかりだった様子。

ホストマザーも全然スキーをしないそうで、誰もカナディアンロッキーになって連れて行ってくれないだろうしなぁ。残念だな、せっかくカナダにいるのに。と思ってしまいました。

雪質はすごく良かったそうです。

いやー、残念でしたね…。

また娘のことを書いていきます(*^^*)

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