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中学でのカナダ留学はおススメ。留学費用は?

中学で短期ではなく1年間留学させるというのは珍しいと思いますが、我が家がこのタイミング!と思った理由やカナダを選んだ理由はこちらにまとめています。

高校や大学での留学よりも敷居が低い!

高校で留学をするなら、本当に数カ月の短期留学か、がっつり現地の高校に在籍して卒業するくらいでなければ難しいと感じています。

我が家は1年間(夏休みがあるので実質10ヶ月)、現地の公立中学に留学しています。
やはりそこの学生として「英語で」学ぶなら最低1年かな、と。

高校でこれができるかは学校によるのかなぁ。留学先での出席日数や単位をどうするかを話し合う必要があります。
あと問題は、高校生くらいになると日本の学校の授業についていくのが難しいですよね。
うちの娘のレベルなら、市内トップの高校に行けると思うけど、1年留学してしまうとその勉強についていけなくなる。

また、大学入試について考えた時に、1年のみの留学だと帰国子女入試を受けられない(2年以上)ため、現地の高校をしっかり卒業するつもりで留学するほうがいいのか?となると、2年生から現地の高校に転向という方法もあるかもしれませんが、いずれにしても2~3年は現地の高校に通う必要があります。

これは、費用、本人の覚悟の両方で難しさがあると思います。

わたしは海外の大学に行きたいと子どものころ思っていましたが、海外大学に入学できるレベルになるまでの英語力獲得が難しかったです。
中高で英語は嫌いではなかったです。ずっと海外に憧れていました。
高校では英語の弁論大会に出て、県で準優勝したこともありました。
もちろん本当に英語が好きだったら、自分でどんどん洋書を読んでみたり、ネトフリで洋画を見まくったりということが今ならできるかもしれません。わたしは自由に使えるお金も少なかったし、そこまで努力するモチベーションを自分でなんとかするのは難しかったです。
何より資金的に海外大はむりでした。(結局奨学金で地元の国立大に行きました)

いずれにしても、海外大学に行くなら高校までに語学力をつける必要がある。そのために留学をするか、塾に行くか、自分でひたすら努力するか…いろいろと考えられますが、個人的には中学での1年間の留学は、語学習得の敷居を下げ、将来の学業選択を広げてくれますから、ベストだったと思っています。

小学校時代に留学するのもよかったかもしれませんが、これはエージェントもおススメしていないといっていました。
小学校時代から親と離れるのは子どもにとっても良くないので、小学校で留学する子は母子留学になるのではないかな。

わたしも母子留学は検討しましたが、結局子どもが帰宅後に日本語に甘えてしまうので、海外に移住するでもない限りは得策ではないと判断しました。

日本の中学校の籍はどうしているのか?

中学で娘が今どういうシステムで留学しているかというと、日本の中学校からカナダの中学校に「転校」をした、という扱いです。

地元の市の教育委員会から抜けて、カナダの公立学校の生徒になったということで、高校受験の内申みたいなのは両方のものをみていくのかなぁと思います。

この辺りはわたしもよくわかっていなかったので、日本の中間期末テストは受けなきゃなのかな?不登校的な扱いになるのかな?と思ったりもしましたがそうではありませんでした。

なので娘は今は日本の勉強は後回しで、とにかく現地の勉強、英語力を伸ばすことで精いっぱいな感じです。
留学が終わってから夏休みに日本の勉強は頑張って挽回すればいいのかなと思います。

高校入試は推薦入試もあるし、そっちがダメだったら娘も焦って勉強するのかな(笑)

留学後の予定は?

一応地元の高校に通わせるつもりだし、本人も1年で帰ってくるつもりでいます。

大学は海外でもいいけど、その場合は奨学金を頑張って取ってもらいたい。

もしくはドイツや北欧などの大学は留学生も学費が無料だったりするようなので、そういうところを選んでもらうのもいいかも。

大学は必ずしも英語圏である必要はないので、その選択肢を増やすために、とにかく語学力がそれまでに身についていないといけないですね。

もちろん日本の大学に通ってもらってもいいですし、場合によっては大学院から海外、というのもあるかもしれないですね。
いずれにしても将来の選択肢が世界大に広がる。中学留学ほんとにおススメだなぁと思います。

留学費用

留学費用はアメリカは学費だけで3万ドル、ホームステイ代なども考えたら、年に500万円は考えないといけないとおもいますが、
カナダやニュージーランドならば学費は年に1~1.2万ドル(カナダドル、ニュージーランドドル等)、ホームステイ代は年に8000ドル、その他保険等で合計2~2.5万ドルという感じです。
カナダドルはわたしが留学を検討したときには1ドル90円くらいだったので、学費とホームステイ費を合わせても200万円行かないくらいでしたが、支払いの7月の段階には105円くらいまで上がって、結局220万くらいは送金した気がします。円安にはちょっとぴえんでした…

あとは航空券代とエージェントへの手数料ですね。
わたしはハリファックスサポートセンターにお願いしました。水谷さんのYouTubeに出会って、なんか好きって思って問合せしました。
手数料は6~7万円くらいしかかからなかったのですごく安かったと思います。

留学期間のフォローまでしてくれるので…

ということでうちの場合は今のところ250万円くらい使ったと思います。
あとは帰りの飛行機代(お迎えの時はわたしもカナダに行きたいと思っていますが、大学院がどうかな?という感じです)、月々の小遣いや雑費ですねぇ。
なんだかんだ300万円くらいは必要になるのだと思います。

留学までの書類やワクチンのこと


書類の準備などはこちらで頑張らなければならないのでけっこう大変でした。

ノーワクチンで育ててきたけど

ちなみにうちは家庭の方針で小さいころにワクチンを一切打たせないで来ていたので、それで留学ができない可能性があるかなぁと心配でしたが、そこは特に何も言われませんでした。
コロナだけは打たなければならなかったので打ちました。

うちがノーワクチンで来ていたのは脳がまだ完成しない未熟な乳幼児期に打たせることに抵抗があったからなので、ある程度成長した今なら大丈夫だろう判断しました。

娘は今はコロナを完全に忘れることができる生活を送っているそうですよ。

英文の成績証明書と推薦状。本人の作文

最初に準備したのはこれらの英語の書類です。エージェントがこれらの書類の様式をくれるのですが、高校入学を主にやっているところなのもあって、成績証明書の学科のところとかはわたしが多少修正しました。

娘の中学の担任は若くてとてもいい先生なので、本当に応援してくれました。

うちの子は成績は5教科オール5で賢いので、教育委員会の審査も余裕だったのではと考えております(笑)
不登校だったり、成績が極端に低いと難しかったりもするそうです。そういう場合はエージェントに率直に相談するのがいいと思います。

作文はA4用紙1枚程度で、なるべく本人に書かせました。Google翻訳使っていいから、と。留学でどうしたいとか、何を得たいのか、といったことを書いていました。
それでどう見ても変だなぁというのだけわたしが修正。(主語が間違えている、とか)

その他後見人書類など

その他面倒だったのは後見人書類ですね。
公証人役場まで両親で行って、作りました。
未成年なので、現地での後見人が必要で、その後見人に両親のわたしたちは後見をお願いするのだと公証人役場で証明してもらう必要がありました。

これはビザを取るのに必要な書類みたいでした。

カナダでの後見人は教育委員会の留学生担当の方がなることが多いようです。教育委員会で用意してくれます。

あとは子どもを留学させるに堪えるだけの資金があるかを証明するために銀行の預金残高証明書(英文)も出しました。ちょっとこれにはびっくり(笑)
貯金が無いと焦るかもしれないですね。

それから戸籍謄本を英語に翻訳したもの。業者に依頼して6千円台だったと思います。

あとはパスポート関係とか、ワクチン接種証明書くらいですね。

スマホやお小遣いをどうしているか

娘にはスマホを持たせました。シムフリーのiPhone(わたしの中古)を渡し、カナダのプロバイダに日本で契約しました。
このやり方についてはエージェントが教えてくれて、プロバイダも紹介してくれました。カナダではスマホのプロバイダ料金がけっこう高いみたい(70ドル以上とか)ですが、うちは月に35ドルで済んでいるので、悪くないのではないかと思います。

お小遣いについてはキャッシュパスポートというのに申し込みました。
地味にこの手続きも大変でした…
この辺も余裕をもってやらないとダメですよね。
スマホを持たせるなら自分のクレジットカードに紐づけてしまってapplepayなど使えるようにしてもいいかもしれませんが、キャッシュパスポートはクレジットカードのようにも使えて現金も引き出せるけど、チャージ型なので、入れた金額を上限にできる関係で、親がコントロールする意味では安心かなと。

ホームステイ先の選ばれ方

うちの娘の場合は、教育委員会の方でホストファミリーを選んでくれました。その際に、動物はOKか、何か要望があるか、などを聞かれる書類に記入しました。
うちは同年代の女の子がいると嬉しい、とか、ピアノが弾きたい、などと書いた気がしますが、今決まった家にピアノはありません(笑)
わがままを全部叶えてくれるわけではないようです。
同年代の女の子は同じ留学生がいます。

出発が8月末で、7月半ばくらいにはホストファミリーの情報が届きました。
空港にはホストマザーが迎えに来てくれました。

娘の場合はめちゃめちゃ当たりだったけど、やはりエリアによるのかなと思います。都心だとビジネス目的のホストが多かったりトラブルも多いと聞きますので、本当に幸運だったと思います。

費用もホームステイ代が年間8000ドルで月に8万円くらいなのは妥当だと思いますし、むしろ割と安いかなぁと感じます。
食事は3食付いていますし、一部屋もらえています。
アメリカだともっと高いのではないかなぁ。

モールで食事を済ませる、みたいな時も払ってくれているようです。
いろいろ建て替えなども気軽にしてくれているようで、娘のホストマザーは本当にボランタリー精神で、留学生との時間を楽しんでくれているんだなと感じます。

留学費用は高くない。むしろGOだと思う理由

この留学費用300万円を考えたときに、高い!ムリ!と思うかどうかですが、個人的にはそんなに高くないかなぁと感じます。

例えば私立中学に通っていたとしたら、年間の学費や交通費、学用品や制服代などなどで年に100万円は下らないと思います。それに娘が家にいるだけの衣食住の家計。合わせて年に150万円くらいになりますよね。
子どもが私立に2年通うのと同じ、3年私立中学に通うよりは安い、と思えば全然ありです。
日本の中学では得られない経験もできるわけですし。

でもまぁ、この先、高校や大学はなるべくお金をかけずに済む方法を選択して欲しいなぁとは思います(笑)

余談:地味に気まずかったこと

母親的に地味に気まずかったのは、地区のPTAを抜けたことですね。学校の役員も地区の役員も、本来なら選考に混ざるべきなんだけど、子どもがいないので免除してもらえるわけです。
中3の夏に帰ってくるわけですからねぇ。気まずいです。

これは地域性もありますよね。うちはわりと地域のつながりが強いエリアなのです。

留学に行くタイミングで地区の役員さんに相談して、地区のママさんLINEからは抜けさせてもらいました。

でも、娘にはカナダでスマホを持たせているのですが、それで日本の中学の友達と繋がってとても嬉しかったといっていました。

あとは本当に細かい話だけど、児童扶養手当をもらい続けるための市役所の手続きが若干面倒でした。生計を同じにしている証明だとか添えて役場に行かなければなりませんでした。しかも添付書類を英語に翻訳しろ、と…


もしかしたら誰かの参考になるかな、と思ったのでまとめました☆


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