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一点集中が苦手な理由
「変わったね」と先日知人に伝えてもらう機会があった。
「ありがとう」と返したものの、ちょっとざわざわした私がいる。
恥ずかしいな。変わろうと頑張ってきたけれどそこに気づかれるってちょっとやだ。矛盾する拒否反応が心に湧いてくる。
この小さな拒否反応はどこからくるのだろう。
実は私は一点集中が苦手だ。苦手..というか怖さがある。
「うまくいかなかったらどうするの?お金と時間がもったいないじゃない」
うまくいかないことを想定してあらかじめそれ以上進まないように布石を打つ心がこれまで何度も自己実現を阻んできた。
心の構造理解を学ぶ機会をいただいたメンターに何度か言われた言葉が今ようやく紐づいた。メンターから伝えてもらった時は??だったが。
この心の構造はどこからくるのだろう。
思えば自分のやりたいこと、挑戦を母から全面的に協力してもらった記憶があまりない。「やめなさい、危ないから、大変なのよ」「安定したほうがいいのよ」
なんとかこの子を最悪から免れる人生を想う親心からか、私はいつも安全牌をとってきた。安全牌とリスク・挑戦は相反するもので私は前者を選ぶことで”そこそこ”な人生を送ってきたのだと思う。
母を責める気持ちは毛頭なく(母には母の事情がある)、選んできた私をもう卒業したい。
この気づきから、選択をしなおして行こうと思う。本当にやりたいこと?その答えがYESならとことんやってみようか。
決めたことをやり続ける、状況に左右されずに現実を受け止めて粛々と歩み続けるあり方を磨いていきたいと思った。
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